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偏差値35文系卒でITエンジニアになった男が、世界的な最難関IT資格全種を世界で初めて全取得するまでー地獄のコールセンター編その①

これは僕が最高のITインフラエンジニアになるまでの物語(もろパクリから始まるこの企画倒れになりそうな不安感満載のスタート。全然最高のITインフラエンジニアでもない。)


2001年冬 東京

IT企業面接官「ふーん、君みたいなのがITねぇ」

当時は過去最悪の就職氷河期と呼ばれていた時期で
彼女と同棲をしていた僕は何とか職にありつこうと必死だった

岡山「ええ、これからの時代はITかなと...」

IT企業面接官「みんなそれ言うよねー。なんで君みたいのが書類選考通ったのか知らないけどさ、ま、他で頑張って」

面接官は僕の履歴書を机に投げつけながらそう言った

当時アメリカ留学から帰国したものの音楽活動ばかりしていた上に
半年以上ヒモみたいな生活していた
新卒権限すらない僕に現実はとても厳しかった

もはやこんな門前払いや圧迫面接も慣れたもので
貿易会社やらIT企業やら零細企業含めて何十社も受けた

しかし全部落ちた

恐らく当時を知ってる人なら共感してもらえるだろう
とは言えこのままでは俺はヒモのまま...

もう正社員はダメだから派遣とかで雇ってもらえる所を探そう!
と頭を切り替えてオー人事することに

まずは最大手スタッフサービスさんに登録しに行く

女性担当者「ではこちらでご記入になってお待ちください」

そこで自分の登録情報を書いていると隣から

「何で俺の派遣先が見つからないんだ!俺はWordのプロだぞ!!」

と怒鳴っている人がいる
見ると40超えたくらいの中年男性...

やべぇこれが現実か....このままだと20年後は俺も....

とゾっとしたのを覚えている

担当者「それでは書類は以上です。すぐ仕事見つかるでしょうからご連絡いたしますね」

ひとまず登録を終えてビルを後にする

これで何とか見つかるだろう...なんでもいいから仕事しないとな

そう思い帰宅して彼女が帰ってくるまで晩飯の用意をする

そして...

......

.........

............

こねぇ!!!!!!

待てど暮らせど連絡が来ない!すぐ仕事見つかるんじゃなかったのか!
ちくしょう!こうなったら抗議の電話入れて言ってやる!

「何で俺の派遣先が見つからないんだ!俺はヒモのプロだぞ!!」

いや違う

「何で俺の派遣先が見つからないんだ!俺は.....」

.........

何のプロでもないな....

はぁ、エグ厳しい現実を見せつけられただけか....また戦略を考えないと...

次はもっと話をちゃんと聞いてくれるところに行こう
自分がどれだけダメなのか知らないとダメだ

という訳で転職雑誌に載っていた小規模な派遣会社に行く事にした

新宿御苑前と四ツ谷の間にある会社で
レンガ作りのビルにあったのだけは覚えている

そこで人事部長という年配の女性が面接してくれることになった

部長さん「こんにちは」

岡山「よろしくお願いいたします。」

物凄く物腰柔らかい方だったのを覚えている

部長さん「現在は収入がないようですけどあなた今はどうやって生活してるの?」

岡山「まぁ何と言いますか、、、同棲してる彼女が働いてまして、、、」

部長さん「それじゃあなたまるでヒモじゃないの!しっかりしないとダメじゃない!」

岡山「えぇ、、、本当にダメでして、、、」

なんだか部長さんが優しい口調だったのもあり涙が込み上げてきた

部長さん「しょうがないわね、本来ならスクール部門の物だから有料だけど無料で適正検査受けさせてあげるからやってみなさい」

岡山「はい!ありがとうございます!」

という訳で職業適性検査を温情で受ける事になった

ポチポチとパソコンの画面に向かって解答して行く
そして結果を

部長さん「あなたパソコンの仕事が向いてるみたいよ?」

マジ!!!!

IT系の会社は全て軒並み落とされたけどITなのか...
という訳でIT系の仕事で探してもらうことになった

...

......

.........

来た!!!

当時大流行したADSLのサポート(Softbankのモデムばら撒き作戦時代)
という派遣の仕事で面接することに

面接会場に行くと同じく面接希望者が20人くらいいて
もはや団体様みたいに面接会場に行ったのを覚えている

そして結果は!!!!


撃沈....


ADSLの仕組みを全く知らなかったので撃沈...
勉強不足過ぎました...(モデムという単語すら知らなかった...)

またもや八方塞がりかぁ...
しかし待ってるだけじゃ仕方ないのでIT系で探そう!

未経験OKのサポート仕事なら意外とあるのでは??

という訳で今度はPCの一般ユーザー向けコールセンターの募集へ応募する
契約社員だが派遣よりはいいだろうという安易な考えで

この時はまだ知らなかった...

コールセンターというのがどれだけの地獄なのかということを!!!!

という訳で面接当日

女性担当者「ではこちらでご記入になってお待ちください」

そこで自分の登録情報を書いていると隣で面接してるようだ

中年男性「えぇ、PCは得意でして、その、」

担当女性「結果を拝見しますとそうは思えませんが...具体的にどのように得意なんですか?」

中年男性「えっと、、CD-Rに音楽焼いたりとかですかね、、」

担当女性「それくらいは誰でもしてますよね?」

中年男性「そ、そうですかね、、」

担当女性「〇〇さん、もうそのご年齢では厳しいのではないですか?」

でーたーーーーーー!超就職氷河期名物の超圧迫面接!!

つ、次は、次は俺の番かぁぁぁあああ

てか結果ってなんだ?

と恐怖を感じていたら

担当女性「それでは早速ですがこちらの試験用紙に解答していってください」

へ?試験?

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全然聞いてない...

だけど前回の反省を活かし「WindowsサポートQA」
的な本を買って勉強してきた!意外と解ける!

嫌だ、もう圧迫面接は懲り懲りだぁぁあ!!

そして結果を待つ


担当女性「お疲れ様でした!」(満面の笑み)

あれ?さっきの隣の人の凍り付くような対応とは違う

担当女性「岡山様には是非にとも弊社でまず研修を受けて頂きたいと思います!」

岡山「え?それは内定頂けるということでしょうか?」

担当女性「はい!契約社員にはなりますがまずは2週間のPC研修を受けて頂きその後コールセンター配属となります」

岡山「あ、ありがとうございます!!!」


やったぁぁぁあ!!!!

何にせよ人生初の内定をゲットすることが出来た!!!!

こうして僕のITエンジニア人生は始まった...

To be continued 


回顧文:
この記事を書いて思い出したんですけど、この業界との関わりは初っ端から試験だったと言う...

そして記事中にある派遣会社の人事部長さんに出会わなければ恐らくこの業界に来てなかったのでは?とも思います。本当にありがとうございました!






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