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「井上泰幸のセカイ展」を観に行った(202410**)

福岡県古賀市のリバースプラザこが内にある古賀市立歴史資料館にて開催された「古賀が生んだ特撮美術の匠 井上泰幸のセカイ展」(2024年9月7日〜10月6日)を観に行きました。事後報告ながら…。

若き日の井上泰幸(パネル)

今回の目玉は何と言っても、全高1.6メートルの昭和30年代の岩田屋デパート(現・福岡パルコ)の巨大ミニチュアでしょう。
1956年上映の『空の大怪獣ラドン』でも登場したアレです。2021年の佐世保市での「井上泰幸展」に合わせて制作され、2022年には東京都現代美術館で開催された「生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展」でも公開されたものと同じものです。

屋上遊園地があった時代ですよね…

ペーパークラフト版もありました。

高架前の西鉄福岡駅も。

ミニチュアの電車
精巧にできていますよね。原型は100形だと思われます…。

当時のロケハン写真も何枚か公開されていました。(一部)

←ミニチュア | ロケハン→
ロケハン写真はいまの「天神バスセンター前」交差点あたり、ミニチュアの方はいまの三越前の側道(歩道)でしょうね。
岩田屋遠景…東側からですね。
いまの「天神一丁目」交差点のあたりからでしょうか。貫線(今の明治通り)上に西鉄福岡市内線の「天神町」の電停があり、路面電車も停まっています。
道路を挟んで、のちに三角交換で福岡ビルが建つことになる福岡郵便局があります。
←ミニチュア | ロケハン→
日活ホテルですね。いまはここにアクア博多が建っていますが、自分はその前に建っていた城山ホテルの印象が強すぎて…。
渡辺通りの俯瞰…貴重なカラー写真。撮影場所からして、いまの大丸があるところからでしょうかね。
ソラリアプラザが建つところにあった福岡スポーツセンターはまだ…ないですね。
←ミニチュア | ロケハン→
上のカラー写真と同じアングルの白黒写真。


『空の大怪獣ラドン』はネットフリックスで見たことがあります。
最新技術だとあからさまにミニチュアだなというのかところどころで見て取れますが、当時はインパクトがあったんだろうと思います。
今回の『井上泰幸のセカイ展』は何と言っても入場無料でした。展示品の数は少ないものの貴重な資料も展示されていい物を観れた気がします。

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けいたん
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