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修理から帰ってきたM4で、久々に撮ってみた。
昨年5月頃からシャッタースピード1/750以上で撮影すると、写真の左側が真っ黒になってしまった僕のライカM4。購入して3年ぐらいだろうか(初めて撮った記事を見ると、3年経っていなかった)。僕が購入した個体はオーバーホール済みとのことだったが、割と早く壊れるのだなと思った。
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Leica M4
summilux 50mm(?)
フィルムのM型ライカを直してくれる会社は、ネットで探すといろいろ出てくるので、どこに頼むかは結構悩んだ。修理金額は会社によってマチマチだが、シャッター幕交換なら2万円〜、オーバーホールで6〜10万円程度と聞いた。最悪10万円コースかと思い、修理せずに放置していた。
今年になってようやく重い腰を上げ、ライカ修理界隈で有名な安田さんに頼むことにした。僕のM4を実際に見ていただいた結果、シャッター幕交換と距離系の調整のみで1ヶ月程度で直していただいた。3ヶ月はかかると聞いていたので、ちょっと驚いた。
ちなみに修理会社のサイトに載っている修理料金はしばらく更新されていなかったりするので、電話で必ず確認すべし。さらに、自分の持っている機種が修理対象かどうかも要確認だ。例えばこの会社は、非対応の機種がすごく多い。
これからフィルムライカに手を出そうと思う人は、修理可能な業者が多い機種を選ぶという点も考慮したほうがいいと思う。M型であれば、M3、M2、M4あたりだ。
昨年は新品のM6が発売されたが、中身は昔のM6と違うという話も聞く。この記事に書かれているように、ライカジャパンに頼むとドイツ送りになり、3ヶ月以上(サイトには11ヶ月とある)かかる上に修理代金も高そうだ。
よく言われる「フィルムカメラならデジタルと違って修理して長く使える」という話も、真実ではなさそうだ。それぞれの機種の特長や弱点を熟知していて、かつ必要な部品を持っている修理会社はどんどん減っているはずだからだ。旧車と同じことだが、例えばM3発売当時の新品の性能を知っている修理士がどのくらいいるだろうか。
一方、M9の腐食したセンサーを直してくれる会社が最近出てきたそうだ。だからといって、未対策のM9をヤフオクで買ってここに頼みたいかというとそうでもないけど、笑。
以下は、修理から戻ってきたM4で撮った最初のフィルムの写真。SS 1/125〜1/1000まで撮ってみたが、全く問題なくて安心した。安田さんありがとうございます。
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Leica M4
summicron 35mm ASPH
Kodak Portra400
(※以下同様)
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こうしてみるとポートラ400の描写は、フジのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」に似ている。3枚目以降は曇りの日だったので、光がもっと綺麗な時に撮れば、フィルムの良さが出たかもしれない。あまりフィルムの粒状感がないので、デジタルでいいじゃんという気もする、笑。
ちなみにポートラの現像は、北村写真機店で2週間近くかかる。数年前はこのお店ではポートラも即日現像してくれたのだが、今はモノクロフィルム同様時間がかかるそう。それでも現像が上がってデータやプリントを見た時の嬉しさはやはり格別だ。