今日の三枚。2022年12月4日
今日はライカ銀座店のギャラリーに、ジョン・サイパルさんの写真展「下町日和都心夜景」とトークイベントを観に行った。GINZA6のライカでも同時開催の写真展「An Endless Attraction」をやっており、そちらに寄ってから。
ジョンさんのことは、彼のInstagramアカウント「Tokyo Camera Style」で知った。街で出会った人たちのお気に入りのカメラを写した写真が多く、いつも楽しみにしている。そんな彼が最近、新型ライカM6のプロモーションムービーに出ていた。とても素敵な映像だ。
モノクロフィルムで東京の何気ない風景や人をスナップする彼の写真は、作家性が強いわけではなく、特に変わったものが写っているわけでもない。「どうだ、俺の視点は!」という驕りのない優しい写真ばかり。
撮りたいものを見つけると、考える前にシャッターを押していることが多いのだとか。絞りはf8が多く、背景までピンが来ている写真が好きだという。展示されていた写真の多くが、左に少し傾いて見えるのが面白かった。それを質問したところ、全体の水平を気にするよりも、被写体がよく見えるように撮っているとの答えだった。
混雑していたのでご本人とは話せずに出てしまったが、いつか僕のカメラを撮ってもらえる日を楽しみにしている。デジタルカメラは対象外かもしれない。