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今日の四枚と、公共デザインについて。2023年12月14日

今日の散歩には、Leica M8.2+ミノルタm-rokkor 28mmを持っていった。m-rokkor 28mmは曇りやすい構造らしく、僕の持っている個体も白い気泡がたくさん見えるひどい曇り玉だ。

それでもCapture Oneで調整すれば、思ったよりいい絵になる。バキバキに解像するレンズにはないふわふわとした写りは、曇ったエルマーやズマールにも負けない良さがある。デジタルで撮ってこそ活きるレンズだ。

Leica M8.2+Minolta m-rokkor 28mm f2.8
善福寺川緑地にて
Leica M8.2+Minolta m-rokkor 28mm f2.8
善福寺川緑地にて
Leica M8.2+Minolta m-rokkor 28mm f2.8
善福寺川緑地にて

今日の写真で、レンズの話をしたかったわけじゃない。もし上の写真を見て何か気付いた人がいたら、すごい観察眼をしていると思う。

川沿いにある銀色の柵を見てほしい。シルバーの柵なのに、場所によってデザインが3つとも違うのだ。僕が好きなのは真ん中の柵。柱と柱をつなぐ手すりがこれだけ曲線で、一つひとつ違う。それが景色に変化を与えている。

門前仲町に住んでいた頃、近所の川沿いの柵が無粋で、桜の季節以外に写真を撮ってもピンと来なかったことを思い出した(江東区の歩道のガードレールの柄は好き)。

引っ越して以来この善福寺川沿いを散歩するのが好きになったが、その理由の一つが公共デザインの良さだったのかと気付いた日であった。

Leica M8.2+Minolta m-rokkor 28mm f2.8
善福寺緑地にて

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