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時々来る鹿賀丈史、そして鶴見辰吾

「い〜じゃない〜じゃない〜じゃない〜」
教えてもいないのに子どもが歌っていた。

LINEMOのCMで川口春奈が歌ってますね。それで覚えたんだと思いますが、私はすかさず子どもに、「本物を聴いてくれ!」と鹿賀丈史の「Ja-nay」を聴かせました。
案の定子どもはこのメロディにどハマりしたようで、繰り返し歌っていました。

大学生の時、何気なく聴いたポンキッキーズのベストアルバムにこの「Ja-nay」が入っていて、私は脳みそを揺さぶられました。
鹿賀丈史の歌声、すんばらしい滑舌、緩急の付け方、抑揚、全てにおいてたまらん!聴いてるだけでドーパミン出まくります。
舞台も観たことないし、映像作品もしっかりチェックするわけでもなく、熱心なファンというわけではないですが、時々この鹿賀丈史好き好き!たまらん!みたいな時がやってきます。
それと同時に、もっとちゃんとストレートプレイの舞台をやってくれよ!みたいな怒りも湧いてくるのです。
精力的に舞台に立つ市村正親に比べて、鹿賀丈史には貪欲さが足りません。(←完全なる素人意見)
劇団四季出身だからしょうがないけど、ミュージカルじゃなくて、ヒリヒリするくらい緊張感の張り詰めたストレートプレイをやってほしい!
『スカイライト』でビル・ナイが演じた役とか、ピッタリじゃん。
もうこの際王道でいいからリア王とかもできそうじゃん!(脇をきちんと務められる俳優で固められるかは置いといて)
舞台俳優としての活躍を観たいんじゃぁ〜!!!と毎回鹿賀丈史ブームが来るたびに思います。

そしてその次に来るのが、「鶴見辰吾もちゃんとストレートプレイやってくれよぉぉ!」という叫び。
鶴見辰吾はドラマでちょいちょい観てもちろん知っていましたが、すごいなと思ったのは二兎社『兄帰る』の観劇時。どんな芝居かは完全に忘れてしまいましたが、最前列で観ていて鶴見辰吾の眼力がもうとてつもなくって。こんなに色気のある人なんだ……と腰砕けになりました。純粋にかっこよかった。
段田安則の『セールスマンの死』でも脇役だったけど、的確に役作りをしていてとても好感が持てたし、ほんとにいい俳優だと思います。
だからこそ、もっとちゃんとストレートプレイをやってくれよぉぉ!自転車乗るばっかりじゃなくてよぉ!
三好十郎とかいいんじゃない?スタインベックの男臭い芝居はダメかな?アーサー・ミラーの他のも観たいよ?でも和物も似合うからやってほしいよ?
と、鶴見辰吾にどの芝居をやってほしいかグルグル悩むところまでがセットです。
せっかく2人ともいい俳優なんだから、たくさん仕事をしてほしい〜。
という無責任なファン心理。

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