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[楽曲解説]dada
いやだいいやだい!!Vtuberやるなら絶対絶対絶対赤髪オッドアイの腹チラショタがいいんだい!
dada
Prod by 4:30
Singer 鏡音レン
Illust わらび望
30代の折り返しが見えてきました。元ショタの4:30です。
ファーストアルバム大好評配信中↓オススメ。
今回イラストはシャンプーに引き続きわらび望さん。こんだけ綺麗なドアップ涙があれば歌詞にバッファかかるな…枠をつけて…下に歌詞を出したら完璧やん。ってなったので使わせてもらった。
わらびさんめっちゃイラスト描くペース速いからTwitterフォローするのオススメ↓
ボカロオルタナティブ祭2024
主催 Arohさん
今回のdadaは もしも と同時期の曲。なので爆裂鬱期の曲で何と言うか…歌詞がヤバい。かつておれが作ったはずなのに何言ってるか分からない。
最終的には"駄々"なんだけど…まぁアレだ。このころは努力してもから回るばかりで何一つ実らないコンプレックスに塗れていたので完全に不貞腐れていたんだと思う。
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もしもは世界が消えてしまえ。って気持ちで作曲した曲、dadaは嘲け合え地獄よ。と言うコンセプトだった。
もう一曲その世界を神目線で見てガッカリする片治りと言う曲があるんだけど、このタイミングで出すと完全なニヒリストになってしまう為別の解釈が産まれるまでしまっておこう。ニヒりたい訳ではなくて臭いものと向き合った先の真実こそ綺麗だと信じているから。
もしも はこの通り今年の2月にリメイクして命、ひいては生への賛美と言う曲に昇華したのでdadaはどうしようかな〜と思ったけれども、折角オルタナティブの名を借りるなら自分にしか理解できない心やコンプレックス、皮肉なんかをそのまま出すのも良いではないか。と思ったので添削はしたけれど割と原案まんまで出力しました。昔のおれ、歌詞ひどいぞ。今すぐ啓発本を捨てて小説を読め。
今回レンレンには「ば〜〜〜〜か!!!って感じでオナシャス!!」ってオーダーしたら「いいけどそろそろUVERみたいなの歌いたい」って返ってきた。茶を濁すのも限界なのでそろそろ人間の違いってヤツを理解してもらう為にちゃんと説明しなきゃな。と思い始めた。TAKUYA∞さんはね、おれとは人種が違うから…
Intro
フィードバック入り好きすぎて来年の今頃にはイントロクイズ作れるくらい曲数増えてるかもしれない。
もう一曲体温ってのがこんな感じで始まるね。
リフに噛むようにふゅーちゃーべーすヨロシクなボーカルチョップ入れてたけど洒落臭ぇんで切った。おれはギターロックが好き。2度と上物に頼らんと決めた。
こう言うシンプルなリフは弾いてて本当に楽しい。
今回ギターはProcoのRat2のみ。深〜く歪ませてファズみたいにしてるよ。
1A
確信めいた閃き瞬いて現れ消えて行く
人生反転狂わせる覚悟も無いのに
絶対私は他の人になり変われないのに
また明日に期待をして期を消す日々続き
のっけからグジュグジュ悩んでるね。
筋トレ〜!サウナ〜!成長〜ゥ!ってなった方が幸せよ。
2A
あゝだ請うだ云って明るい迷路に迷っては
こうですよと教えてくれる先駆者はどこ?と
こんな自分ですら嫌いになりきれなくて
ムシャクシャして
飛び出す街の音で悟る金色の淡い期待
あゝ とか 請う とか 云って とか椎名林檎みたいだね。この方が影響受けましたよ、受けやすいコ感が出て主人公の人物像が濃くなる。割とダラダラしてるからここでわかりやすくしてみた。
ダサい自分から逃げた先、街に何を求めたんでしょうね。そしてその街から貰った期待とは。
1サビ
誰も何にも成れない世の中だったとしても
風景空絵 街は知らん顔して散歩に夢中
叫ぶ
da dada dadada...
嘆く
da dada dadada...
なんにもなれない世界では散歩がブーム。
遠回しに消費者サイドをめっちゃバカにしよる。
しかし超他責。みんな昔のおれにバカにされてるっスよ。みんな一生懸命生きてるのにな。
da dada dadada〜ってダサいとキャッチーが核融合しててめちゃくちゃ好き。っぱキャッチーってダサさが無いとキャッチーなり得ないからな。
3A
戯れ合いはいつしか痛みを伴う物へ変化して
馴れ合いや騙し合いへと形を変えて収束
目を閉じて開けたら時間は過ぎているのに
気味の悪い人間模様の坩堝で
意味もなく咲いては枯れる
ここいまの俺が書いた歌詞。
この後死ぬ直前の話に繋がるんだけど、1サビまで結構ちゃんと虚無をあっためられてたから2サビと上手く繋がるような糊の役割でこんな歌詞を書いてみた。これくらい直球じゃないと分かりづらいよね。
2サビ
死ぬ間際に目が記録した何でもない日常が
ただ過ぎていただけの日々そのものだっとしても
揺らぐ
da dada dadada...
蠢く
da dada dadada...
虚しい。生とは活動なくして本当に虚しい。
活動も宗教の一種なので死の間際にしか分かり得ないけれど、この歌みたいな人生は嫌だ。
Outro
最後の浮世に灯りが灯った
皆一様に手を合わせ目を逸らす
誰も何にもなれない世の中だったとしたら
特定の宗派をボロカス言うわけじゃないので気を悪くしたら申し訳ないんだけど、昔っから拝むって行為が大嫌いなんだ。
まるでその事象から目を背ける為の免罪符みたいでなんか嫌。おれはいつも直視してる。
その虚無に見守られながら、誰も何にもなれないそんな世の中だったら?と捨て台詞を吐いて最期を迎えることでこの曲は終了。正直コンセプトがクソ。もうすこしヒネれ。だけど初期衝動!って感じがして嫌いじゃない。そんな曲だった。
弾いててテンション上がるし結構ナイスなんじゃないかな。
さいごに
活動に付き纏う人間関係と言う政治が苦手だ。
思考の終点は孤独。どんなに寄り添いあっても人同士は分かるわけがないんだ。分かり合えるわけがない。
ただ、終点まで行かなくていい。途中下車をすればいい。落ち着いた所で気の合う仲間と居れば幸せだ。そこから一生動かなくても誰も文句を言わない。一見遠回りなようで実は最短距離だ。
これができない。好きな事になるといつも上手くできない。終点が見えなくても逆算をしてしまうからだ。行方のない悩みをひっくり返してガチャガチャといつも遠回りの遠回りをしている。そんなことは分かってる。分かってるんだけど結局まだガチャガチャ悩んで結果1人だ。周りは本当に上手に付き合っている。羨ましい反面妬ましい。
誰かと志を共にした所で口八丁やキッチリ屋とは乖離した。今思えば行き先が別なんだから当たり前だ。一緒に降りるか、上手くやれば良い。散々利用しあえば良い。理屈ではわかる。けど出来ない。プライドか、こだわりか、面倒な邪念がいつも邪魔をする。
何度も失敗を繰り返すたびに沸騰するくらい考えて考えてこの状態が形骸化してきた。ボーっとする頭で終点であろう方を向くと何も見えない。けれど引っ張られたように足が出る。
去年の11月、初めて楽曲を世に出した時、実は疲れ切っていた。
何度やってもダメ。何一つ結果を伴わない。才能はおろか身内の人望すら積み上げられない。分かったけど今更辞めるなんてできないから八つ当たりのようにDAWと向かい合った。
正直今でも何に突き動かされてここまでして音を鳴らすのか分からない。誰かの為とか昔の仲間を見返すとかそう言うのでは無い。自分が壊れないようにただ知った遊びを繰り返しているんじゃないか。そう思った事もあった。けど誰かに合わせるのも違くていまだにおれの求めた美しいものはきっと誰かと同期できるだろうと淡い期待を抱いている所はあるかもしれない。じゃなきゃインターネットに作品を上げずとも1人で部屋で聞き返してニヤニヤすればいい。
それを探るためにモチベーションと言うものを一つ一つ潰して行ったけれどいまだに分からない。残るは初期衝動、楽器を初めて持った頃の感情のまま。こう結論付けられれば綺麗なのだが、残念ながらそれはもう朧げにしか記憶として残っていない。
もともと最短距離を突っ走れる器用なタイプじゃない。おれが出来る頃にはみんなとっくに先に言ってた。でもいいじゃないか。こうして音になって世に出るんだから。
やっとなりたかった自分になれている。多分だけど振り返った時にちゃんと作品が飾られていて、足跡として残っている。間違えちゃったこともあったけどそれも思い出だ。
この1年で好きなことが確立された。ディストーションギターと、やかましいベースと、やかましいドラム。その奥から綺麗な声が響けばおれの曲だ。どっかに行き当たるまでこのまま歩こうと思う。なんかね、最近すごく楽しい。
4:30
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