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三振を恐れるな ベーブ・ルース
先日、家の書棚を整理していたら、ノートが出てきました。ずいぶん古いですね、これ。
「私が学んだ言葉」と書いてあります。
印象的だった言葉を抜き出していますね。
へえ、むかしもこんなことしてたんだな。
ぱらぱらめくっていると、ホームラン王、ベーブ・ルースの言葉がありました。
「ただボックスに立って、バットをふるだけさ」と書かれていますが、どこからの引用なのか分かりません。原文も見つかりません。
たぶん、ヒットを打つ秘訣は? なんて聞かれて答えた言葉だったような気がします。彼の言葉はいつもシンプルですから。
仕方がないので、彼の最も有名な引用句を調べると、以下の言葉が出てきました。
Never let the fear of striking out get in your way.
Get in the way of ~ は「~の邪魔になる」や「~の妨げになる」という意味
つまり三振への恐怖にあなたの行く先を邪魔させてはいけない。
もうすこし意訳すると、
三振を怖がるな
ということになるでしょう。「never let ~~」 という書き方に「絶対に~~させてはならない」という強い呼びかけを感じます。
ベーブ・ルースは、20世紀初頭から中盤にかけて活躍したアメリカの有名なプロ野球選手です。
1914年にメジャーリーグデビューし、ボストン・レッドソックス、ニューヨーク・ヤンキースなど複数のチームでプレーしました。
1927年には、シーズン60本のホームランを記録し、この記録は長らく破られないまま残っていました。
そのベーブ・ルースでさえ、大観衆の前でバットが空を切る三振は、みっともなく、惨めな気分になるものだったのでしょう。
人生においては、泣きたくなるような失敗、1日中家に閉じこもりたくなるようなミスがあるものです。
でも、そのままにして、あなたの前に置きっぱなしにしちゃだめだよ。
人なつっこい顔つきの大選手は、私たちにそう語りかけてくれています。
写真はここから借りました。
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