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人生には勇気が必要だ アナイス・ニン
アメリカの大学の授業をまとめた本を見ると、どうも読みたくなります。
私が日本の大学で受けた授業とは全く違う事が多いからです。
簡単に言えば、人生に役立つと思えるってことかな。
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この本もそうでした。タイトルだけみると、トンデモ本のように感じますが、独自な内容にあふれています。
シラバス調で紹介するなら、
この授業では、心理学や認知科学、ポジティブ心理学などの理論をベースに、実践的なツールや技術を提供しているそうです。
学生は自己理解を深め、目標設定やストレス管理、コミュニケーションスキルの向上などを通じて、より充実した人生を築くための手段を学べるように工夫されています。
担当教師であるブタクさんが、授業の最後に必ず引用するというのが小説家、アナイス・ニンの言葉だそうです。
Life shrinks or expands in proportion to one's courage.
「人生は勇気に比例して縮小したり拡大する」
The Diary of Anaïs Nin vol. 3 (1971) June 1941
勇気をもって人生を生きれば、人生は変わるってことでしょうね。アメリカでは、大変好まれている名言です。
私は学期の終わりにいつも、小説家、アナイス・ニンの言葉を引用している。今こそ、これまでずっと自分の中で眠っていた勇気を呼び覚まし、影響力を広げる時だ。
自分の心の中にある、呼び起こされるのを待っている勇気を見つけよう。
こういう授業を聞きたかった(泣)。無味乾燥な教科書をひたすら読むような授業が、いかに多かったことか。
アナイス・ニン(Anais Nin)は20世紀のフランス系アメリカ人作家で、オープンな性的表現を盛り込んだ日記で知られています。
日記はなんと生涯にわたって書き続けられました。
セクシュアリティや自己探求、そして人間関係に焦点を当てており、そのスタイルは独創的で詩的。現代の女性作家たちに大きな影響を与えました。
彼女の、この言葉の背景には、彼女の波乱に満ちた生き方が反映しています。
と分かったようなことを書きましたが、まだ読んでいないので、さっそく手に入れてみます。
人生も後半戦の私にとっては、勇気を持ったにせよ、伸びる範囲は限られている気もしますがね(笑)
手に入れやすい作品は次の通りです。
『アナイス・ニンの日記』:
編訳:矢口裕子
出版社:水声社
『小鳥たち』:
著:アナイス・ニン
翻訳:矢川澄子
出版社:新潮文庫
『アナイス・ニンの日記 1931~34―ヘンリー・ミラーとパリで』:
著:アナイス・ニン
翻訳:矢口裕子
出版社:ちくま文庫
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