vipkidの可能性

今後オンライン教育への関心は高まるに違いない。

テレワークによって、自宅に通信環境を整える人も増えるはずだ。

ちょっと古い記事だが、子ども向けオンライン教育の先駆けであるvipkidsに関する記事を見つけたのでクリップしておく。

テンセントという中国の大企業が、子供向けオンライン教育サービスを提供する「VIDKID」に1億5000万ドル(約162億円)の投資を実施し、資金調達後のVIPKIDの企業価値は45億ドル(約4860億円)に上るとダウ・ジョーンズが報じた。VIPKIDが昨年中頃に開始した新たな資金調達は、紆余曲折を経てようやく完了したことになる。

これだけの投資を受けた、vipkidsのCEO米雯娟はどんな人生を歩んできたのか。

中国の雑誌の記事がオンラインで公開されているので、簡単にまとめておく。

彼女は河北省で生まれた。あまり勉強が好きではなく17歳で高校を退学した。英語が好きだったため、英語教室を北京で始めた。自分でパンフレットを配り、学校の掃除をするなど努力し、北京第1の英語学校との評判を手にした。

上海にも進出した。町でパンフレットを配っている時、通行人から邪魔者扱いされ、パンフレットが風に飛ばされてなくなってしまった。

絶望した時、李嘉誠の写真が掲げられた看板が目に入った。李は香港の大金持ちで、中国を代表する企業家だ。頑張ろうと自分に言い聞かせた。

英語学校は軌道にのったが、彼女はインターネット上での英語学校に関心があった。一緒に学校を経営している親族に働きかけたが、「もう十分に成功している」と、新たな分野への進出には消極的だった。

そこで彼女は、学校経営から身を引き、小さな部屋を借りてネット英語教室を借りた。そこで本格的にネット授業を始めた。

厳しい条件がある。教師は欧米系で、教師の資格があることだ。しかも1対1で行う。

学校の名前をvipkidsとしたのは、「子どもはみんなvipだ」という信念からだ。

2014年に資金がショートした。あちこちに融資を依頼し、ようやく資金を得ることができた。有名人や有名企業も、vipkidの主旨に賛同してくれた。2017年現在、50億元の収入を得た。ネット英語教育のトップとなった。

今も毎日仕事漬けの生活だが、スポーツも楽しむ。2019年現在世界に生徒240万、教師は28万人を数える。

出典 http://www.fnzz.net/neweye/meilinvren/2018-10-17/Article_22081.shtml


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五味洋治 Yoji Gomi
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