『人はAかつBである』で大人をからかって遊んだ話。
『美術館女子』が話題だ。
よく知らないが、美術館をかわいい女の子が紹介する、という企画らしい。
某青い鳥のSNSでは、○○女子という語に違和感を持つ人が多数.....とのこと。
それを聞いて、ふと思い出した記憶があるので
それを吐き出そうと思う。
定義に外れて色モノ扱いされていた時代
高3、あるいは高2、早いところだと高1から、
学生は 理系にすすむか・文系に進むかの決断を迫られる。
特になりたいものがない、将来を決めかねている
(誰だってそうかもしれない。そうじゃないかもしれない)私はそんな子どもだった。
というか、なんだそれ?と思っていた。
「先生、私、なに系に見えます?」
話しやすかった数学の先生に聞くと、答えはこう返ってきた。
「え、理系でしょ?」
普通なら、そうかーと納得するところ、カウンターを用意していた。
「私、歴史部ですよ?」
「え?(困惑)」
※ちなみに国語は某駿台模試で掲載2桁順位まで行ったことがある。まだ掲載制度があるかは知らないが。
その頃はまさに、リケジョやレキジョといった言葉が世を賑わせていた。
まさか両方に当てはまるやつがいるなんて知らなかっただろう、と当時は心のなかで世間に向かってどや顔をしていた。
何を問題提起したいか?
レキジョなのにリケジョ、ということで当時は大分色モノ/おかしな人扱いされていたように思う。
そんな人、普通いないと思ってるから。
でも、なにもおかしなことはしてない。
ただ両方に当てはまるだけ。
結局、人間なんてA∩B∩.....が並ぶ存在で、
人は1面だけで息をしているわけではない。
それを意識していないと、○○女子/○○男子と言ったときにそれしか見えなくなる。
それは、薬剤師だって、医師だって教師だって、ホストだってみんなそうだよ。
と、言いたい。
ちなみに、仲間がいた。
ちなみに、高校時代は進路に悩んだ。
歴史も国語も嫌いじゃない。
「得意で選ぶな、好きで選べ。じゃないと後悔する」
なんて大人は平気でいうけれど、
数学も、そんなに嫌いじゃなかった。
化学だって、暗記指導が嫌いなだけ。中身はそんなに悪くない。
かなり悩んでいた。
同じように悩んでいる人も、いた。直接それについて言葉を交わした訳じゃないけれど、噂で悩んでいるんだって聞いていた。
いかんせん成績がいいだけに、先生もうまく進路について助言が出来ず戸惑いがありありと伝わっていた。
彼はどこに行ったのだろうな。
元気にしていますか。
そんなわけで、○○系、などの人間を表す言葉には注意しようね、という話。