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あなたのサービスはなぜ売れないか

あまり知られていない話をします。なぜあなたのサービスは海外で売れていかないのかという理由について。

海外でサービス展開するには現地の人の需要に合うような形にする必要があります。日本の形をそのまま持ち込んだのではウケないからです。しかし、その過程で多くの人が見落としている点があります。

現地の市場調査を行って終わりなのです。流行りのマーケ手法などが通じるかどうか、競合他社の手口やうまくいっているところの成功要因まで調べればマシな部類に入ります。しかし、これではうまくいかないのです。なぜか。


現地の人の嗜好を知るには文化を知らなければ解像度が落ちます。なぜこのような行動をとるのか。行動に影響するのは思考です。思考は育った国の文化的背景からもたらされます。育った国の文化と無縁な「無色透明」の人は存在しません。

そして、このポイントを分析するためには
自国の文化を理解していないとまともな分析はできません。日本の文化をよく知らないのに対象国の調査をしても大した効果が得られないのです。

キリスト教圏の国でサービス展開しようとすれば、キリスト教文化を分析して終わりというところも多いです。しかし、業界要人と話す際には日本の宗教観など文化について必ず質問されます。これは、相手の立ち位置や思考を推し量るためです。

ここで「よくわかりません」とか「日本は無宗教で、ニュートラルな文化です」とか答えると相手の中での株が暴落します。

「自国の文化について無知」と見なされると骨がなく弱いと見なされます。大した事ないと見なされると、良い情報も手に入りません。相手の文化しか知らず、媚びるだけでは大した市場調査もできず現地の人に売れるサービスも展開できません。

日本人は日本の強みを理解した上で海外に展開しないので今までライバル国のサービスに各個撃破されてきました。これは日本の足元の文化を知らなさすぎたためです。

これを改めないかぎり今後とも死屍累々です。あなたはどちらを選びますか?

#弱さ #売れるサービスとは #経営 #海外進出

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