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意にそぐわず研修を受けても、結果受けてよかったと思えるためのお話

 社会人の研修は、本人の希望や意思と関係なく命令で受講することもしばしばあります。このため、受けたくない研修を受講することになり、モチベーションが上がらないこともあるでしょう。しかし、少しでも受講する意欲を高めるため、次のような意識を持って受講してみてはいかがでしょうか。

1.新たな出会いの可能性: 研修で出会う他の受講生との交流は、もしかすると自分の人生に大きな影響を与えるかもしれません。例えば、全米で成功を収めている人物(政界、財界、アーティスト、アスリート、タレント等)へのリサーチによると、成功者の80%が「成功を収めたものとの出会いは偶然だった」と回答しています※1。人生は計画通りに進むものではなく、偶然の出会いが大きな転機となることが多いようなのです※2。

2.行動の重要性: 偶然の出会いを得るためには、まず行動することが大切です。「ランダムにコイントスをして動き出した人は、躊躇している人より幸運を手にしている」という調査結果もあります※3。躊躇すると行動しない理由を考えてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまう可能性が高くなります。自分なりに無理なく行動できることを見つけ、一歩踏み出してみましょう。もしかすると、研修を受講することがその一歩になるかもしれませんよ。

3.ポジティブな姿勢: 研修を受講する際は、好奇心を持って意気揚々と臨んでください。研修期間が終わる頃には、開講時には全く予期しなかった素晴らしい出会いや経験が待っているかもしれませんからね。


 以上のように、意にそぐわない研修でも前向きな姿勢で受講することで、新たなチャンスや出会いが生まれる可能性があります。前向きな姿勢に意味のない無駄なことなど一切ございませんから、ぜひ、積極的に研修に参加してみてくださいね。

                           以上
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参考)
※1 J・クランボルツ『その幸運は偶然ではないのです』ダイヤモンド社(2005年)P225
※2 『計画的偶発性理論(Planned-Happenstance-Theory)』とは、偶然の出来事や出会いを積極的に活用し、計画的にキャリアや人生の成功に結びつける考え方です。つまり、予期しないチャンスを前向きに捉え、行動することで成功を引き寄せるという理論です。J・クランボルツ博士(教育心理学)が提唱。
※3 Levitt, S.D. 2021. Heads or Tails: The Impact of a Coin Toss on Major Life Decisions and Subsequent Happiness. Rev. Econ. Stud. 88, 378–405.

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