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しおり〜関ヶ原、賤ヶ岳【1泊2日】


【1日目】

8:10 新大阪駅

新大阪 → 米原:ひかりで約33分

8:55 JR米原駅

レンタカー利用

車にて移動:約30分

9:30 岐阜関ヶ原古戦場記念館

見学:約2時間

2020年10月21日開業の真新しい記念館
10時からの映像展示を予約していたので
それまで1階を見学しました
関ヶ原御朱印なるものもあるようです
収集欲を刺激されますね
別館売店には岐阜の特産品や戦国グッズなどが
たくさん並んでいて見て回るだけでも楽しかったです
記念館内は1階、2階、5階と順に見学するスタイルとなっていました
(映像展示の予約時間まで他の階を見学して時間を過ごすことはできません
のでご注意ください)
映像展示は講談師 神田伯山先生のナレーションと大迫力映像が
相まって大変素晴らしく感動しました

車にて移動:約5分

11:35 石田三成陣跡、関ヶ原古戦場決戦地

見学:約15分

石田三成といえば三献の茶のエピソードが有名ですね(諸説あるようです)
鷹狩の帰りある寺に立ち寄りお茶を出すよう求めた豊臣秀吉に対して
寺の小僧・石田三成ははじめの1杯を「ぬるめのお茶を大きめの茶碗」で
次に「少し熱めのお茶をやや小さめの茶碗」で出し、最後に
「熱いお茶を小さい茶碗」に入れて出したそうで、秀吉はその
気遣いの細やかさを褒め、三成を家臣にしたと言われています
また石田三成と大谷吉継とのお茶を介した友情エピソードも素敵ですね
茶会に参加した大谷吉継の茶碗に病気のためただれた顔から膿が落ちて
入ってしまったのを見た他の参加者達が気味悪がって茶碗を受け取ろうと
しなかったところ石田三成は「喉が渇いた」といって茶碗を受け取り
平然と飲み干しもう1杯ほしいと申し出たそうで、吉継は三成の優しさに
心打たれそれまでの友情がより深まったと言われています
島左近といえば石田三成に三顧の礼かつ破格の高禄で迎えられたこと
「治部少(三成)に過ぎたるのものが二つあり 島の左近と佐和山の城」
と謳われるほどの優れた武将であったことがよく知られていますね
関ヶ原の戦いは東軍徳川家康の勝利であったという史実だけでは
言い表せない実に様々な人々の考えやドラマがあったことに
思いを馳せながらしばし過ごしました
また違った季節に訪れたいと思います

車にて移動:約35分

12:25 小谷城戦国歴史資料館

見学:約30分

小谷城は浅井氏の居城であり堅固な山城として知られました
浅井家といえば浅井長政と結婚した織田信長の妹・市と
その娘(浅井三姉妹)がやはりよく知られていますね
1573年小谷城の戦いで小谷城が落城し長政は切腹、市と三姉妹は
織田家に預けられ信長の死後市が柴田勝家と再婚し北ノ庄城に入るが
1583年賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉に敗れ北ノ庄城が落城、勝家と市は
自害し三姉妹は秀吉に預けられたという実に波瀾万丈な運命ですよね
茶々は羽柴秀吉の側室、初は京極高次の正室、江はいろいろあって
徳川秀忠の継室となりそれぞれ激動の生涯を過ごしました
季節の良い時にハイキングがてら登ってみるのも良いかもしれません

車にて移動:約20分

13:15 賤ヶ岳リフト山麓駅

1583年4月、近江国伊香保郡の賤ヶ岳付近でおきた羽柴秀吉と
柴田勝家の戦いが賤ケ岳の戦いですね
賤ヶ岳の戦いで特に武功を上げた7人を「賤ヶ岳の七本槍」と
いいますがこの名称は江戸初期の「甫庵太閤記」が初見で
7人というのは語呂合わせ(実際に禄を得たのは9人)だとか
いろいろと逸話があるのも興味深いです

賤ヶ岳リフト:約6分

頂上駅から徒歩にて移動:約10分

伊香山野辺に咲きたる萩見れば君が家なる尾花し思ほゆ 笠朝臣金村 万葉集
(伊香山の野辺に咲いている萩を見ているとあなたの家の薄が思い出されます)
草枕旅行く人も行き触ればにほひぬべくも咲ける萩かも 笠朝臣金村 万葉集
(旅の人が行きずりに触れると衣にその色が移ってしまいそうなほど鮮やかに咲いている萩よ)

13:35 賤ヶ岳古戦場

見学:約15分

史蹟 賤ヶ嶽 石碑
右奥は琵琶湖
疲れた兵士の像
三等三角点 賤ヶ岳 標高421m
賤ヶ岳の戦いの際、羽柴秀吉が美濃国大垣(岐阜県大垣市)から
近江国木之本(滋賀県長浜市木之本町)までの13里(約52km)の道程を
5時間で移動させたことを美濃大返しといいますね
今なら整備された道路と自動車がありますが、昔は徒歩か馬で
経験(中国大返し)はあってもどれほど大変だったことでしょうね
余呉湖

徒歩にて移動:約10分

賤ヶ岳リフト:約6分

久しぶりにリフトに乗りましたが存外楽しかったです

14:10 賤ヶ岳リフト山麓駅

ルイス・フロイスの『日本報告』には賤ヶ岳の戦いの後
柴田勝家が離反した家臣に対しては恨み言を言わずまた最後まで
付き添ってきた家臣には生き延びることを許しむしろそれを喜ぶこと
今生においてはこれまでの家臣たちの愛情に報いるすべがないことへの嘆きを
収載しており、勝家の温情ある人柄がうかがい知れます

車にて移動:約30分

15:00 チェックイン

17:30 夕食

夕食後、満月と琵琶湖を堪能

【2日目】

7:30 朝食

9:30 チェックアウト

車にて移動:約40分

10:10 道の駅 浅井三姉妹の郷

買い物:約10分

ジビエ(熊肉)など品揃え豊富でした!

車にて移動:約30分

レンタカー返却

11:00 JR米原駅

米原 → 新大阪:ひかりで約35分

11:55 新大阪駅


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