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しおり〜秋田・岩手・宮城【6泊7日】 前編


【1日目:秋田観光、お宿へ】

8:30 伊丹空港

8:00 伊丹空港 → 9:25 秋田空港 NH1651

9:35 レンタカー

車にて移動:約45分

10:30 秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)

見学:約30分

民俗芸能伝承館は竿燈をはじめとする
郷土の民俗行事や芸能の保存伝承のため
1992年に開館されたそうです
“ねぶり流し”とはねぶり(眠り)を流す、転じて
病魔や邪気を祓うという意味だそうで
昔は竿燈まつりのことをこう呼んだそうです
建物入口横には早速大きな竿燈が飾られていました
現存する最古の文献として1789年久保田藩(秋田藩)の御用達を
つとめた津村淙庵の紀行文「雪のふる道」があるそうです
その中に陰暦の7月6日に行われたねぶりながしが紹介されて
いるそうです
竿燈の大きさは大きなものから大若、中若、
小若、幼若とあるそうです
最も大きい大若は長さ12m、提灯の数は
46個、重さは50kgに達するそうです
提灯には町内の象徴、風雅、長寿、祝福、子宝、豊作を
意味する縁起物など町民の幸せを願う町紋が描かれています
ミニ竿燈体験コーナーがあり・・・
先生(右)に教えていただきながら夫は幼若に
チャレンジしましたが難しそうでした
良い体験ができました
江戸時代後期に質屋・古着商を開き
明治初期に呉服・太物(綿織物・麻織物)卸商を創業された
金子家住宅が秋田市の有形文化財に指定され伝承館の隣で
一般公開されています
こちらは土蔵です
お店(右奥)へ続く長い土間
お店は卸専門のため商品は店先に置いていなかったそうです
お客様が来られたら番頭さんが蔵までお連れして
商品を選んでいただいたとのことでした
欄間の蝙蝠(こうもり)彫り
中国では蝙蝠の蝠は福と同音で
慶事や幸運のしるしとされたそうです
日本でも蝙蝠の住む家は火事にならないとか
害虫を食べることなどから縁起が良いとされていたそうです

車にて移動:約5分

11:10 赤れんが郷土館

見学:約30分

ねぶり流し館から約400mの場所にある
この建物は旧秋田銀行本店として
1912年に建築されました
1981年に秋田市に寄贈され
1985年秋田市立赤れんが郷土館として
開館したそうです
建築工期は3年、建築費は当時のお金で約5万円
現在のお金に換算すると約50億円にもなる一大事業だったそうです
この地は川に近く軟弱な地盤であった為
地固め・杭などの基礎工事を重点的に行い
1939年男鹿沖地震、1983年日本海中部地震でも事なきを得たそうです
土台は男鹿石、1階が白の磁器タイル、2階が赤煉瓦
というメリハリの効いた外観
2階まで吹き抜けの旧営業室
天井の忍冬唐草模様のレリーフとシャンデリアに
思わず見とれてしまいます
旧営業室の暖炉は霰石
旧頭取室
旧頭取室の暖炉は紅縞石と薄雲石でつくられているそうです
2階から旧営業室を見るとこんな感じ
劇場のような雰囲気も感じますね
階段ももちろん大理石
旧貴賓室
こちらの暖炉は蛇紋岩でつくられているそうです
再び1階に戻りました
冬季に室温を21度に保つため使用された
アメリカ製円筒放射状鋳鉄ラジエター
郵便ポストもあったんですね
床はイギリス製の色タイル
ダークグリーンの蛇紋岩がよく合います
ここは一見の価値ありだと思いました

車にて移動:約1時間

全高143mの秋田市ポートタワー「セリオン」を
左に見ながら、なまはげ館を目指して走ります

12:55 なまはげ館

シックな石造りの建物
ナマハゲは真山・本山に鎮座する神々の使者と信じられており
年1回各家庭を巡り、悪事に訓戒を与え、厄災を祓い
豊作・豊漁・吉事をもたらす来訪神として
丁重にもてなされているとのことです
1978年に「男鹿のナマハゲ」の名称で国重要無形民俗文化財に指定
2018年にユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」の
ひとつとして登録されたとのことです
なまはげ勢ぞろい その1
なまはげ勢ぞろい その2
先ほどの旧秋田銀行本店の
土台に用いられていた男鹿石が
こちらの壁面にも使われていました

車にて移動:約2時間

15:30 チェックイン

18:00 夕食


【2日目:新玉川温泉・乳頭温泉郷・田沢湖観光】

8:00 朝食

10:30 出発

車にて移動:約1時間

11:30 新玉川温泉

日帰り入浴:約40分

新玉川温泉のお湯は無色透明の高温98度、pH1.2の強酸性
日本一の酸性泉で知られ、硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれるお湯が特徴です
源泉50%の浴槽 ・源泉100%の浴槽 ・ぬる湯 ・打たせ湯 ・浸頭湯、寝湯 ・蒸気湯、箱蒸し
弱酸性の湯 ・歩行浴などがあり最初はこわごわでしたが次第に慣れて楽しめました

車にて移動:約10分

12:15 玉川温泉園地自然研究路

徒歩にて1周:約30‐40分

十和田八幡平国立公園内に位置する玉川温泉園地自然研究路は
玉川温泉宿舎から上手の地獄谷まで石を敷き詰めた歩道が続いて
います
こんな感じの歩道で歩きやすいです
木の「とい」に温泉水を引き付着した湯の花を
採取しているそうです
北投石は台湾の北投温泉で最初に発見された
鉱物だそうですが日本では玉川温泉が唯一の産地
として知られているとのことです
学術上貴重なものとして特別天然記念物に指定されており
採取は禁止されているとのことです
大噴(おおぶけ)
温度98度、pH1.2ほどの
日本一の強酸性水が毎分8400リットルほど
湧き出しています
こちらは天然の岩盤浴場としても有名だそうで
歩道脇で岩盤浴をしている人を多数お見かけしました
ワイルドな山肌です
噴気孔
この一帯には水蒸気、硫化水素、二酸化イオウなどを含む
火山性ガスが噴き出ている噴気孔が100ヶ所以上見られます
噴気孔の周囲にはガスの中のイオウ分が固着した黄色の結晶が
みられます
歩道からでも効能がありそうです
楽しく1周できました

車にて移動:約1時間

14:00 休暇村乳頭温泉郷

日帰り入浴:約40分

某入浴剤でその名を知った温泉に入ることができて
うれしかったです!
単純硫黄泉とナトリウム炭酸水素塩泉の2種類の温泉を
楽しむことができました


車にて移動:約1時間

15:15 田沢湖(たつこ像、浮木神社)

永遠の若さと美貌を願い湖神になったとされる
辰子姫のブロンズ像
漢槎宮(浮木神社)
流れついた浮木(大木が湖面から2メートルぐらい顔を出し
斜めに水底に深く消えている流木)を祭ったものといわれているそうです
田沢湖は日本で最も深い湖で水深423.4mもあるそうです

16:00 お宿に戻る

18:00 夕食


中編


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