【ビジネスモデル】ターゲット顧客のCSFと自社のUSPを一致させる
会社が成長する原動力となる要素、「成長ドライバ」の一つ、「ビジネスモデル」について続けます。
「顧客」→「提供価値」→「価値を生み出す方法」の順番で考えることが大切だいうことで、ターゲット顧客の絞り込み、そして、提供すべき価値について説明してきました。
お客さまがもっとも重視して求める価値を明確に認識する。そして、その価値を他社の商品・サービスよりも圧倒的に高いレベルで提供する。そうすることによって「選ばれる会社」になるということです。
高い付加価値を提供することができ、結果的に価格競争力も高まるわけです。繰り返しになりますが、そのためにも、ターゲット顧客を絞り込んで考えていくことがとても重要だということです。
画像は以上を図式化したものです。
ターゲット顧客の「クリティカルサクセスファクター(CSF)」。「重要成功要因」ですね。ターゲット顧客が求める、最も大事な価値。その価値があるかどうか、どの程度の価値を有しているかが、買うか買わないかを決めるポイントとなるところということです。それと自社の「ユニークセリングプロポジション(USP)」、正に自社の「売り」ですね。CSFとUSPがぴったり合うところが「提供価値」です。
筋の良いビジネスモデルというのは、ちゃんとお客さまのCSFを特定できていて、そのCSFをうまく満たせるように自社の「売り」、USPを高めているということが言えるのです。