社長に必要な4つの大切なこと

長期安定的に成長する良い会社をつくるために、社長に必要な大切なこと。それは下記の4点に集約されるのではないでしょうか;

①学びの実践と人としての誠実さ
②率先垂範することと言行一致
③ぶれない姿勢
④覚悟

まず、学ぶということはとても重要なことだと思います。自分の知ってる範囲のことだけで経営しているようでは、成長はおぼつかないことでしょう。よく「会社は社長の器以上には大きくならない」と言われますよね。器を大きくするためには、学ぶこと。経験を通じて、学ぶこと。

学ぶことで、自分にはないいろいろな考え方が頭に入ってきます。自分の知識や能力の限界を知ることで、人として謙虚になる。誠実な対応をすることができるようになる。これは社員に対しても、お客様に対しても、社会に対してもそうですね。

それから、率先垂範するということと言行一致。これができていないと、社員はついていけません。社長一人でできることなど、しょせん限界があるのですから、社長が言行一致で率先垂範し「やってみせ、言って聞かせる」ことによって、組織として成果を上げることができるようになるのです。

③のぶれない姿勢ですが、これはサブドライバ「規律」にも関わるものです。

100点満点の経営戦略なんていうものは、これは相手があることだし環境も変わるわけですから、まず実現不可能でしょう。60点でもいいので、それをしっかりとやりきることで現状よりもより良くなっていく。そういう姿勢で臨む方が望ましいというふうに考えています。

それにはもうひとつの理由があります。経営者が考えていることって、なかなか従業員の末端にまでは理解が及ばないんですよね。だんだん従業員が理解してきた、あるいは、理解する前に、またやることを変えてしまうと、従業員はついていくことができなくなります。やはり、ぶれずにある程度やりきっていくっていうことが必要だろうと思います。

そのためには、会社の方向性を決めるために思いをちゃんと持っておかなければならないし、徹底的に学んで、考え抜いて、そしてやることを決めていくこと。それがあればあるほどぶれないということになるのです。

それから覚悟を決めることですね。これはやはり、社長としての覚悟。上述の3つをちゃんとやっていくことであるとか、また、多少売上が上がって増益になったくらいで遊んで使ってしまうというのではなく、しっかりと自分に厳しく、自分を成長させることに使ったり、従業員にそれを還元し、会社全体としての成長を目指すという方向に持っていく。それをちゃんとやっていく、やりきっていくために大変なんだという覚悟を持っておくということですね。それがないと少しうまくいったら崩れてしまうというケースもある。覚悟を持つということはほんとうに大事なことです。

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