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すなおに生きるということ
子どもの頃は、好きなものと嫌いなものがはっきりしていた。
これは好き。でも、嫌い。今はこれがしたい。あれが欲しい。
今関わっている子ども達を見ていて思う。自分の意見がはっきりしていて、嫌なことがあると不機嫌になったり怒り出したり、感情に素直だ。
大人になってからはどうだろうか。うまく感情を隠すことも他人に合わせることも上手くなっていくばかり。円滑な人付き合いができるように自分を取り繕うようになった。自分の意見や思いはどこに行ったのか。心の中にくすぶっていくばかりではないだろうか。
「すなおに生きる」
どんなに難しいことか思い知らされる。ただ、自分の欲のままに生きるわけにもいかない。寝てばかりでも、食べてばかりでもいけない。
「すなお」とはどういうことか。
せめて、自分に嘘はついてはいけないと思う。疲れているのに誤魔化して無理して動いたり、悲しんでいるのに見て見ぬふりをして笑い続けたり。
自分の感情に向き合うことが大切なのかもしれない。
感情は、他人に決められるようなものではない。自分自身で感じるもの、自分にしかわからないものだから。
どんなに忙しくても、どんなに後が詰まっていても、少し立ち止まって深呼吸をするべき。一服と茶休憩をするのもいい。といっても、実際、休めれないのが現実。どうか無理をしないでほしい。
悲しみ、辛さを我慢するのはよくない。
昔、大人になれば涙腺が枯れ、大人はめったに泣かないものだと信じていた。確かに泣く場面に出くわすことは少ない。でも、涙はとても大切なものだと思う。
涙は心を洗い流してくれると思う。心をリセットするための大事な役目だと思っている。
映画や音楽でもいい。心を動かされて感動するものでもいいと思う。
涙は偉大だ。
これからもっと年老いていく。
少しでも多くの1日を
すなおに生きていきたい。