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友達との初めての旅行

久しぶりに日記を書こうと思う。
ただの書き捨て、思い出の備忘録みたいなものだ。

たぶん、大半の人は学生時代に経験することが多いのではないかと思うが、私は機会に恵まれず、友人と旅行したことがなかった。
高校も専門学校時代も卒業旅行はしなかったし、それを共にしてくれる友達も何となく見つけられなかった。お金に余裕がないのも確かに一つの理由でもあった。

今回一緒に行ってくれたのは、今では希少な高校時代の友達。高校の友達は何人かいたが、県外に進学したり、話す話題が特になく連絡を取り合うのは、誕生日や年明けの連絡くらい。生存確認と言って気軽に今でも連絡をとれるのは、この友達だけかもしれない。

高校卒業してからも、何度か会おうと試みながらも、成人式前の高校の同窓会きり会うことはなかった。私が就職し、その翌年友達が大学を卒業して帰省してきた。

今年の1月ようやくお互いの予定が合い、旅行することにした。当初の予定では九州、福岡あたりを旅行する予定だった。何の気の迷いか、気が付けば、旅行先は大阪へと変更されていた。USJに行きたいと、チケット代の高さに驚きながら予定を立てた。

USJは、友達と行ってみたいテーマパークでもあった。一緒に行きたいねと何度も言った覚えがある。

家族としか行ったことがなかった。長い待ち時間を待つこともできず、乗れるアトラクションはいつも決まっていた。だからか、友達と一緒に行くことがとても不思議でとても楽しみだった。

旅行前日の夜遅くまで続いた仕事を終わらせ、寝不足確定の睡眠時間を持て余し向かった。私は、少しでも交通費を浮かせるため、在来線で向かった。友達は新幹線に乗った。

同じ県内に住んでいる友達だが、現地で落ち合うことにした。他の友達に話をすると一緒に行けばいいのにと言われたが、これを許してくれる友達はとてもありがたいと思う。

友達と行ったUSJはとても楽しかった。マリオのエリアには行けなかったが、乗ってみたかったアトラクションにたくさん乗れた。USJのエリア内でまさか全力疾走をすることがあろうとは思わなかったが、2回くらいしたwww

いつものご褒美ということで、チュロスやリブも食べた。私のお気に入りは、ライスコロッケのミネストローネだ。寒い冬にとても合っていた。

友達が激押しするジェットコースターは、ていねいにご遠慮させてもらった。今度行くときは、ちゃんと付き合ってあげようかなって思ったり。

最近よく流れるUSJの学生のCMは、心がとても疼く。こんなこと学生の時にしてみたかったなというもう叶わない憧れが、心の中にいる幼い私が叫んでくる。もう仕方ないこと、叶わないことだとわかっていても、心の中がかき回されてしまう。25歳までにコスプレになってしまうが、制服でUSJを楽しんでみてもいいかもしれない。なんとなく私の中で、制服は25歳が限界だなっと思ってしまう。

旅行2日目は、海遊館に行ってみた。チケット代に度肝を抜いた。そうか・・・、そうか・・・と思いながら、でも財布が少し痛い。ジンベエザメはとても大きくて優雅だった。魚たちにアフレコをしながら楽しんだりもした。

お土産コーナーにあるガチャガチャ、友達と狙い合って、可愛いカワウソを手に入れた。たまたまだが、おそろいだった。

次は、一緒にどこに行こうか。友達が朝、自分を差し置いてセットしてくれた髪は、帰る頃になっても続いていた。帰りも現地解散した。

友達に盗撮されていた写真はほとんどぶれていたが、その中でもひと際きれいに撮れていたものも何枚か。私のおねだりで乗ったメリーゴーランドの写真や夜景の中でチュロスを食べている写真はお気に入りだ。


私は友達と言える存在は少ないかもしれない。クラスメイトだったとか、同じ学校だったとかそんなくくりでならたくさん知り合いはいる。でも、友達と言える人たちはあと何人いるのか。考え始めると少し憂鬱になるので、辞めておこう。これからどれくらいの人と出会うか分からないが、自分を大切にしてくれる人を私も大切にしたい。

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