心象の庭
昨年部屋の中でバジルを育ててみて、毎朝水をやって成長を眺めるのが思いの外よかったので、今年は種類を増やしてみようと別の種を植えました。
何の料理に使おうか、と考えている時間もまた楽し。
こうやって自分のご機嫌をとる方法が増えるのはいいことです。
2年ほど前から、心の中にある庭を意識するようになりました。
私はどちらかというと人からもらった種を蒔く方が好きで、水をやるエネルギーも他人に依るところが大きい質。
一見無個性な庭なんだけど、奥の奥の頑丈な鍵がかかった柵の向こうに、自分のためだけのニッチなスペースがある。というイメージ。
養分だけもらってつい1人で育てようとこもってしまうのだけど、本当は草とかいろいろかき分けて見つけて欲しいし、一緒にお互いの庭に対して綺麗だねとか面白いねとか言い合える人だけで自分の世界を作れたらいいのにと思っている。
自分の植えたい種に迷いがなく、
作り上げた庭を心から愛していて、
喜んで来客を招き入れ堂々と案内できる人が周りには多い気がする。
羨望があるから余計目に留まるのだろうな。
格好いいと称える裏側で自分を下げる癖、治らないものだな。
実家の花壇に母が植えた花、気に入らなかった父が根こそぎ抜いてしまったことがあって、陰で泣いてた姿がなんとなく自分に重なることがある。
その度に、譲ったらいかんところはきちんと持っていたいと念じています。
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださりありがとうございます!サポートしていただけると大変励みになります。