![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8596069/rectangle_large_type_2_274c103cb813c2fc47e004bf8fb687ab.jpg?width=1200)
1着の古着と向き合う
《展示参加のお知らせ》
百花企画展「装い」
11月21日(水)〜12月4日(火)
11:00~21:00
SUPER SPINNS梅田 HEP FIVE店内
HP: https://amp.amebaownd.com/posts/4916686?__twitter_impression=true
主催Twitter: @_100ka_
こちらの企画展に参加させていただきます。
スピンズさんの古着を1着購入し、それをテーマに制作→自分の選んだ古着と作品を一緒に展示する
というユニークな企画。
せわしなく無難な生活を強いられる時間が増えるほど、安くて楽で当たり障りない服を選びがちになる。
古着屋に行くと、時代を一周した形のワンピース・奇抜な柄物・いつ着るねんみたいな民族衣装・人んちの箪笥の匂いに囲まれて、わくわくします。
私は服を選ぶ時ボタンが決め手になることが結構あって、洋裁とか大掛かりなリメイクはできないけど、勝手に付け替えたり好きな色に塗り替えたりというのを度々やる。
破れたりシミができたりして捨てざるを得なくなった服も、ボタンだけは取っておいて後で別の服に使ったりする。といっても、使う頻度が高いのはシンプルなものばかりで個性的な形のは大抵ずっと眠ったままなんですけど……。
実家にいた頃はガラスのコップにいろんなボタンが集められていて、それをひっくり返して1つ選ぶのがすごく好きだったなあと思い出しました。
母から貰った服のボタン、従姉妹のお下がりの服のボタン、面接前に取れて財布に入れたままだったボタン、洗濯機の底に落ちてたボタン、なんかの発表会で着た服のボタン、デートのために新しく買った服のボタン
いつ取れてしまって、どの服についていたか、それを着てどんな時間を過ごしたのか。持ち主は簡単に忘れてしまうけれど、ボタンは全部覚えているんじゃないかしら。この小さい丸に世代を超えた記憶が内包されているのだわ……と思うと今まで以上に愛着が湧いてきました。
服から服へ旅をするボタン。そんなボタン達が集まる宿舎と、彼らの記憶を感じ取り新しい場所へ導く案内人をイメージして制作しました。
背景との兼ね合いで服の色をかなり明るく描いてしまったんですけど、実物は綺麗なテラコッタ色なのでそれも含めてぜひ見に来てください。
プリーツ状のフリルがめちゃめちゃめちゃ好みなんです。かわいい〜
女性の名前は服のタグから拝借して「コパン」に。このタグの右上に謎の縫いあとがあることに今気付いたんですけど、何なんでしょう?笑
あと手帳型のiPhoneケースが可愛くできたので、これも会場で販売します。
他の作家さんもとても豪華なので、ぜひ梅田HEP内のスピンズに遊びにお越しくださいませ(*^^*)
いいなと思ったら応援しよう!
![佳](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7897191/profile_c282c214de3bb11e385dc631e7a77856.jpg?width=600&crop=1:1,smart)