
手のひらの世界観へ
はじめまして。宵月絃といいます。
初のnote…緊張します。花の片隅でひとりごとを綴るような気持ちで書きたいな、なんて。
ふいに『生きている世界は同じでも、人によって映る世界は様々で映り込む瞬間も一瞬ずつ違う。そんな平等で不平等が混ざり込む、この時間の海が愛おしい。』そんな事を考える事があります。
1番のカメラは人の瞳だとも思う。息をしている間は記憶のシャッターを自然と何度もきっている。ちょっと気になったので調べてみたら、70歳くらいまで生きると5億回以上も瞬きを繰り返しているらしい。
ただ人間は忘れてしまう生き物で、それでいて過去を愛おしむ生き物でもあって、自分もそのうちのひとりで。
そんなひとりの私が、5月にみた記憶を誰かと共有できたらとフォトセットを組んでみました。一緒に愛でてもらえたらうれしいです。
𓃠꙳ 𓇬 ☽Panasonicさんからお借りしている『LUMIX G100』で撮った子たちです。
花の隙間から空を見るのも光を感じられて好きですが、木陰にひんやりと咲く花の表情も豊かで探してしまいます。
葉っぱは水滴のつき方が植物によって異なるところが個性でもあって、すきなのです。晴れた日の光と影の描写がとてもすきですが、雨の降る日の暗めな表情もまた愛おしいと感じます。
LUMIX G100はコンパクトなので、撮りたいと思った瞬間にポケットから出すことができ、片手で持ち歩きながら気軽にシャッターをきれるところが楽しくて仕方がありませんでした。
不思議と植物図鑑をつくっている気持ちにも。
そして5月といえば、薔薇の季節。香りに包まれながら青空の下を歩いてきました。
景色と花をあわせてみたり、花びらの重なりを覗いてみたり、一目惚れした子をひたすら撮ってみたり。毎年咲くのに飽きさせてもらえないのだから、花はずるいなって思ってしまうのです。
また来年、出逢えることをたのしみに。