『薬師敬心香』を手にして考えた事

ご無沙汰しております、天野あおいです。

先月(2020年7月現在)、ご縁があり『薬師敬心香』という塗香(ずこう)を購入致しました。

この香りは不思議な物で、眠る前に塗ると、とてもリラックス出来てぐっすり眠れます。

又、昼間に塗ると、とても集中力が上がり仕事や作業が捗ります。

この二面性が実に興味深いです。


恐らくベースとして使用されている生薬『敬震丹』の薬効と、配合されているラベンダーを主とした香りのおかげかと思われます。


「薬師」とは古来、医薬を扱う生業(なりわい)の総称でした。漢方薬局の鈴木健先生に相応しいと思いましたね。

そして、このお香を作るにあたって協力されたお寺のご本尊が『薬師如来』さま…という事で名付けられたようです。

閑話休題

薬師如来さまは如来様には珍しく、現世の御利益を約束して下さる仏様です。

正式名称を「薬師瑠璃光如来」と申しあげます。

東方瑠璃世界の教主とされていますが…東方瑠璃世界とか分かりにくいですよね?

東方とは即ち『今世』や『現世』と言われる物です。因みに『西方』は浄土、あの世と言われる世界ですね。

薬師如来さまは、菩薩(菩提薩埵(ぼだいさった)の略称で、悟りを求める衆生の意です)の時に12の大願を発され仏と成られた、とされています。

12の大願を簡単に申しますと、『衆生の病を治して寿命を延べ、災渦を消極し、真に困窮する者に衣食などを満足させる』といった所でしょうか。


コロナの流行、大雨による多大なる被害…正に現状に則した仏様だと思います。

このお香に、今この時に出会えた事に感謝しかありません。


もし興味を持たれて、『敬心香』が欲しいと思われた方がおられましたら、直接鈴木健先生のツイッターか、薬局にお問い合わせ下さいませ。


塗香とは何ぞや?という事については、次回に書こうと思います。


鈴木健先生のツイッターアカウント:@suzuki_kanpo


鈴木薬局のブログ:http://www.suzuki-sizenyaku.com/





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