スルラクセさんの美丈夫VS無手無冠の会に参加いたしました。
注 vsではなくandです。お互いへの敬愛溢れる和やかな会でした。
注 この前にしこたま呑んでます
高知旅行二日目、朝から呑みながら土佐久礼に移動し、刺身と串焼きで飲み食いし、呑みながら帰ってきてからひろめで一献。さんざん呑んでおきながら、この日のメインイベントはこれから、といいますかこちらのイベントの為に今回高知へ来たのです。ええ、一人0次会が過ぎるのはいつものことです。
兎にも角にも、
リゾートダイニング スルラクセさんで開催された美丈夫と無手無冠の合同会であります。
スルラクセさんでの土佐酒の会は通常単独蔵でされているのでとてもレアな会であり、かつ、一緒にやる2蔵の酒の味わいが対照的とも言えるので、これまた楽しみな会でした。個人の見解ですが、美丈夫は高知の中で最も洗練された味わい、優美な味わいのお酒の一つであるのに対し、無手無冠は最も力強い味わいのお酒の一つと言ってもいいので、その二つを同時に呑むってどういう感じなのかしら、、、とわくわく。
まあ、参加する側はわくわくしかないのですが、その味わい、タイプの違うお酒を同時に出し、両方にあう味わいを提供するのって難しいので、タクミシェフは大変だったろうな、と思いました。えー、何度も言いますが、参加する側は楽しみしかありません。
しかも両蔵からは社長さんに加えて人気蔵人さんもいらっしゃっているという、なんとも豪華な会なんですもの。
食前酒として供された「蔵ハイ」の炭酸割を呑みながら、お料理を待ちます。蔵ハイは発売前(確か)の無手無冠さんとのコラボ(確か)のジンジャー蔵ハイで、もっと甘くしたほうがいいとか意見がありましたらどうぞ、とおっしゃっていました。が、経験上、のんちゃんべえちゃんの意見は世間一般の好みからだいぶ離れて甘くなくなるので参考にならない。。。
量もさることながら、最後焼酎が供されるのでべろべろの神様降臨は酒られない。
無手無冠のフーディーが欲しい。公式サイトではグッズの通販はないようなので、四万十まで行くしかないようです。メモメモ。
美丈夫 純米大吟醸 夢許、無手無冠 大吟醸(R2BY)
昔の日本酒会は純米クラスから出していき、価格が高いもの、大吟醸クラスを最後に出すのが常でした。しかし最近の会は、呑んだ記憶があるうちに、味が分かるように呑んでもらおうと価格帯が高いお酒を乾杯酒やオードブルに合わせることが多いです。おかげで「呑んだかしら?」となりません。
夢許の圧倒的透明感、優美さ、対して円熟味も出てきた力強い無手無冠の味わい。どちらも違ってどちらもよく、
全体的に美丈夫のお酒は食中酒としても酔いですし、単独で呑むのも楽しいお酒。無手無冠は食と合わせることで真価が発揮されるなと感じました。
単独だとちょっときついかな?とかアルコールの熱が、と思っても、レバーペーストと合わせると激変。お酒がまろやかに感じられるし、肴の味わい、深みもまします。ジローの佃煮との相性も痺れました。
冷酒はもちろん、熱燗がたまりませんでした。
こちらをいただくのは初めてかもしれません。
。。。
新酒祭り、銘酒の宴でべろべろになった挙句の果てに呑んでいる可能性はありますが。
お酒は両蔵のお酒が交互に出てくるのではなく、料理にあわせて同時に提供されました。両方のお酒にあうように、食材、味付けが設計されており、さすがだなと思いつつ、まあお酒が進むのです。
宿毛産おおもんはたの脂ののった味わい、長太郎貝の旨味、ぷりぷりのイカに美丈夫の搾りたてをお代わりしたり、無手無冠の鬼辛を冷酒でいただいてみたり。
自家製ありっさ、馬路村青鬼柚子胡椒を添えて。
これがまた熱燗にあうんです。美丈夫 特別純米、無手無冠 純米生原酒を熱燗で。きゅーっ。
ずびずば。無手無冠の特別純米もよければ、
イタリア栗で醸された焼酎をさらに栗の熟成樽で醸した品。ブランデーのような甘く豊潤な香りは焼酎が苦手な方でも呑みやすいと思います。
注 35℃あります。
っとさんざん呑んだのでへべれけになり、なんとか階段を転げ落ちずにアーケードに降り立ってホテルへと千鳥足で歩いていたところ、偶然酒友さんと遭遇し、その後閉店時間まで「串カツ田中」で熟女呑みをしてしまったのはまた別の話です。
席をご一緒してくださった酒友さん、蔵人さん&蔵元さん、そしてスルラクセの皆さん、とても素敵で楽しい会をありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。