「時間が解決してくれるよ」
高校の先生に相談をした時、大概彼らはこう返してくる。
「時間が解決してくれるよ。」
確かにそうかもしれない。
時間は生きている限り無限にある。やり直す機会はいくらでもあるし、チャンスを待つという点において妥当な判断だ。
しかし、我々には「学生」という身分がある。「先生」たちのように身分の期限が決まっていない訳では無い。
「時間が解決してくれる」というのは時間が限られた人間にかける言葉ではない。
そりゃそうだ、揉め事があった生徒もやられた生徒も3年経てば卒業するんだから。
先生にとっては揉め事の一つや二つ、「無期限で行う先生」としての人生のひとつの出来事であって、次の学年、次のクラスに生かせる統計の一つだ。
ただ、私たちは生きている。
統計の生贄になって、時間が解決するのを待てば、一緒悔やみ続けて終わる。生徒の時間の価値観と先生の時間の価値観は違う。
「時間が解決してくれる」は場を収める解決になっても、対策と傾向を考えられてないので何の解決にもなっていない。
何が必要か、真っ向からクールに考えてみてくれ。
対人関係でも自分の問題でも受験でも職場の悩みでもなんでもいい。「時間が解決してくれる」なんて信じるな。自分だけを信じてくれ。
それでも答えが分からなくなったり、しんどくなってしまったら頼るべき場所に頼ってくれ。少なくとも「時間が解決してくれるよ」という人間は無責任だから絶対に信じるな。
自分の問題に答えや過程の考察を出せるのは自分しかいない。だから自分の道を信じてほしい。
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