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2024.9.13 at livehouse nano『たとえば「月が綺麗だ」、そんな話をする暇があればいいのさ』


【たとえば「月が綺麗だ」、そんな話をする暇があればいいのさ】

■会場 京都livehouse nano
https://livehouse-nano.com/
■日程 9月13日(金)
■時間 開場19:00 開演19:30
■料金 ¥2500+1drink
■出演 村島洋一(余類), 渡辺りょう, おだゆき

週末の過ごし方

人それぞれ、楽しいと思ったり、贅沢だと思ったり、幸せを感じることは違うなあと思います。音楽の好みや、心を震わせられる音というのもまたそれぞれ。絶対楽しいから来て!とは正直なところ言いたくても言えない方にポジションをとってしまいます。

その上で、現場に足を運んでもらえるために、何かちょっとでも伝えられることはないかなあと。

楽しいってことを、心躍る瞬間と捉えます。
心躍るって感じてもらえるには、私の知っているライブハウスの場合、やっぱり演者が何をするかということにかなりのウェイトがあります。
演じるということには、何かのフリをするという意味合いもあります。フリをするというのは、真似をするということですが、そこから学びに繋がっていったり、儀式となったり、もしかしたら嘘をつくということかもしれません。
それ以外の、演者の中に潜んだ何かが解放される時、ライブハウスの観客は心躍るのではないかなと考えます。
その何かとは演者(もしくは表現される空間)の核心であり、それを解放するためには、学びを諦めることなく深く求め、儀式の美しさを知り、虚構の崩れ去る危うさに身を置くのを厭わないことが先だって必要でしょう。

学びを学びのままにしていては、儀式が形式だけのおざなりなものにしていては、ただ嘘をつくだけでは、他人は心を動かさないものだと思います。それがどれほど本人にとってときめいたものであっても。ステージというのはそれほどピュアな空間なのではないでしょうか。

前振りが長くなりましたが、演者さえ自身の信じることに誠意を持って向き合っていれば、あとはフィジカルな問題になっていくのだと思います。

真っ直ぐに音楽に対峙する姿勢というのは、観るものの心を揺り動かし、時には他人の身体から喜びを放出させることすら可能となるのではないでしょうか。

一つの表現から生まれるキラキラとした何かに溢れた空間こそが、ライブハウスであると私は思います。その上で、運営されているスタッフの皆さん、会場そのもの、そしてご来場いただく観客の皆さんの力が発揮されます。堅苦しく書いてみましたが、ただそこに音楽が実現されるということの尊さというものを、ぜひ味わいに来ていただきたいと思います。

その上で、私は私の歌を届けさせていただくのだと、胸を張っていたいのです。

ひとつの週末の始まり、9月13日金曜日に、ライブハウスを選んでもらえたら嬉しいです。

たとえば「月が綺麗だ」、そんな話をする暇があればいいのさ

その日のステージをどんなふうに過ごそうか、私はその着想をイベントタイトルから得ています。ゼロから曲を書き下ろすことはありませんが、いわゆるセットリストを組むヒントだと思っています。

で、このタイトル。たとえば「月が綺麗だ」、そんな話をする暇があればいいのさ。nano店長モグラさんの命名なのですが、よしむらひらくというシンガーソングライターの楽曲に出てくる一節とのことです。

「月が綺麗だ」って、どなたがそうしたのか存じませんが、I love you.を日本語に訳したらってやつよね。

それをかっこでくくってるということは、そんなふうに訳したことをどう思うかっていう話をするってことかしら。そう思いたい。
愛してる、という感情表現そのものについての話だとしたら、恋仲の相手にどつかれそう。暇ってなんやねん、と。
でもまあ、なんか深そうな、着地点のない話をして、最終的に、暇かよって笑い合える相手と時間を過ごしたいなという気持ちもある。

共演者のお二方はどんなふうにこのタイトルを読み解いて当日を迎えられるんだろう。

それを聞いちゃうのは野暮な気もするので、グッと堪えてその日はライブハウスを後にしたい。

共演者の一人、the seadays 渡辺りょうとは、先日一緒に楽曲を制作した仲です。未聴の方はぜひ聴いていただきたいと思います。

素晴らしいソングライティングと、堅牢なバンドアンサンブル。私は大いに歌い上げさせていただきました。ヴォーカルとしてお呼びがかかるのは本当に嬉しい。私の歌唱が必要な際は、お声がけくださいな。

おだゆきさんの楽曲、”ダン・シャーリーのうた”をモグラさんが激推ししていました。素晴らしき感性。楽しみであります。

この日の月は、少し欠けているとのこと。
でも少し欠けているくらいが、愛らしくていいよね。
と、めっちゃ欠けた人間が言うのも変だわと自嘲。

柔らかな気持ちで、月のことを思いながら、音楽を奏でられたらと思います。

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季節の変わり目が本当に苦手です。
体調すぐ壊れます。
就寝時の格好にはくれぐれもご注意を。
あとは、飲酒時の自分を信じないこと。
自戒。

皆々様、どうぞご自愛くださいませ。


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