イベント報告と一人出版者(not 社)内在庫について
ウィッチンケア第13号を正式発行して、そろそろ2か月。今年の桜は早足だった、なんて記憶も彼方となり、気がつけば2023年も半分近く過ぎ去りました。
今号では5月にふたつのブックイベント予定があり、恒例だと5月いっぱいかけて進めていた「寄稿者&寄稿作品紹介」も早めにスタートしました。第1回の荻原魚雷さんから第37回の我妻俊樹さんまで公式ブログ(とnote)にアップ済み。週明けにはもうひとつのお知らせと編集後記を、そして6月1日には「ウィッチンケア第13号のまとめ」をアップ予定です。
【イベントのご報告】
5月13日(土曜日)には下北沢のBONUS TRACKで開催された「BOOK LOVER'S HOLIDAY」に参加しました。小誌を創刊時からお取り扱いくださっている、本屋B&Bさんからのお声掛け(感謝!)。
でっ、せっかくの機会だからなにか趣向を凝らして、と考えて寄稿者・すずめ園さんと木村重樹さんに相談。すずめさんが出雲にっきさんと共同主宰している自由律俳句ユニット「ひだりききクラブ」とのコラボで、《1日限りのウィッチンケア+ひだりききクラブ書店》として出店しました。あいにくの雨天でしたが、「ひだりききクラブ」の熱心なファンのおかげもあって、無事終了。
私はこの日、お隣出店のBIBLIOPHILICさんにて〈Nine Stories BOOK POUCH LIBERTY PRINT CHECK〉を買ったのですが、これが、とっても便利! 外出時に愛用しています。
5月21日(日曜日)には、文学フリマ東京36に、仲俣暁生さん、木村重樹さんとの共同主宰で《ウィッチンケア書店》として出店。
入場者数が過去最高(1万1千人越え)の大盛況で、仲俣さんはこの日のための小冊子『その後の仁義なき失われた「文学」を求めて』を、木村さんは新作『mini-Shigeki-ZINE 2023』(とBNの『Shigeki-ZINE [2019]──印刷メディア/と/精神世界/と/サブカル(チャー)をめぐって』『Shigeki-ZINE 2022──70sロック=ギミック/ギャルバン/コスプレ』)を、そして私もBCCKSで新たにつくった小説集『幻アルバム+α』をひっさげて臨みました。
当初より増部して持ち込んだ仲俣さんの作品は好評で、今後は神田神保町の共同書店「PASSAGE by ALL REVIEWS」でも販売、とのこと。木村さんの『Shigeki-ZINE』シリーズも、私はSNS上で木村さんが内容紹介をしつつ「ゔ……そろそろ(あたため続けていた)〝新刊〟企画の卵を孵化させないと!(遅い)」とつぶやいたのを見逃しませんでしたので、遠くない将来に「孵化したもの」として世に現れるものかと存じます。そして拙作『幻アルバム+α』...これについてはもう少し語りたいことがありますので、近日中に!
【第13号の在庫について】
第2号から毎号1000部刷っているWitchenkare(じつは前号、諸般の事情で1110部が完成品)。今号、やや迷いながらも...1000部で印刷会社にオーダーしました。
それで、今号からお取り扱いいただける独立系書店様が増えたこと、取次会社からの追加注文が二度あったこと、等で、現在私の手元にある未出荷の冊数がとても少なくなっています(梱包を解いていないのは20冊のみ)。
一人出版者(not 社)なので体(財)力的に増刷は無理。今後は、現在各書店に出回っている店頭在庫を、いかにして“未来の読者”さまとうまくマッチングさせていくか...いままで経験のない事態に向き合っております。秋口になると取次会社、そして委託販売でお願いしている書店様との精算があり、そこでそれなりの冊数が戻ってくるだろうと予想されますが、いや、できれば戻ってこないでもいい、ぜひ良い読者の元に届いてほしい。旅立ったままでいいんですよ〜。…とにかく、現状では私のところから送り出せる第13号、あと僅かです。
ということで、ウィッチンケア第13号と書店(ネット書店を含む)で遭遇したみなさま、ぜひぜひ、一期一会かもしれないと思って、機を逃さず、温かく、お迎え入れいただければ嬉しく存じます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?