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脳内メモ83「黒猫の追憶〜寄せ書き」
この物語は
フィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係がありません。
── 「黒猫」がベランダで、ちょこんと座って佇んでいる。なにやら、色々思い返しているようだ……
── その時は、黒猫にとっての良い判断だったのかもしれないのだけど。
黒猫: 吾輩 色々なところに 土足で踏み込んだにゃん
── 猫だからしょうがないよね、靴 履けないし。
黒猫: "ネコの爪"で 引っ掻いたり "ネコの前足"で ふみふみしたり
"ネコの濡れたハナ"を おっつけたり 色々"やらかし"ましたにゃん
── 猫?だからしょうがないよね、わる気はないんだろうけど。でも言い訳できないこともあるよね?
── 黒猫は前足を整え、背を丸めて尻尾を体に添わせ「しょんぼり」としている……
黒猫: 吾輩 いつも 良い"ネコ"じゃ "にゃかった" にゃん…
ベランダに佇む 黒猫の「目」には、「何かが」溢れている……
ラーマ:「今になって、ようやく気づきましたか?黒猫さん?」
黒猫: ラーマじゃないですか なんでも"にゃい"ですにゃ
⋯⋯ "(ごめんにゃさい)"
ラーマ:黒猫さんの「空気の読めなさ」は「カルキ兄さん」に匹敵しますよ。
黒猫: "あいつ"と 一緒にするにゃ にゃ〜
ラーマ:気づけばいいんですよ、黒猫さん。
「さあ、ご飯にしましょう」
黒猫: ラーマは "お嫁さん" みたいだにゃ
── 食事を済まして、黒猫とラーマは寛いでいる。
黒猫は器用に両前足を使い、顔と口の周りを毛繕いしている……
ラーマ:「そうそう黒猫さん、前から気になっていたのですが、このノートは何なんですか?」
黒猫: 吾輩にとっての "寄せ書き" みたいなものですにゃ
"気になる存在"と "尊敬"や "友情" を感じた神々を
ここに記しているにゃん
ラーマ:「黒猫さんは、いつも『青春』しているのですね」
黒猫: ラーマ そういう言い方 "やめろにゃ〜" 恥ずかしいにゃん
── ラーマは「黒猫」を見て、優しく微笑んでいる。
── 空気を読む技術=人の心を察する技術は、
繰り返しの学習が必要だね。
ラーマ:「もう、『おさるさんたち』をいじめちゃ駄目ですよ」
黒猫: わかったにゃ〜
第4話
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