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第18天 色究竟天3 「歴史小説 中国と日本〜司馬遼太郎,陳舜臣」

Re: 脳内メモ38

この物語は 一部フィクションです。
登場する人物・団体・名称等の一端は架空であり、
部分的に実在のものとは関係がありません。


色究竟天しきくきょうてん

三界は上から無色界・色界・欲界の3つの世界があるが、色究竟天はその中の色界の最上位に位置する。

「色」とは形体・物質のことで、色界は欲望から離れて清らかな物質や肉体が存在する世界であるが、この天より上は肉体や物質が存在しない無色界になり、形体を有する天処の究る場所であるから、色究竟天と呼ばれる。

Weblio国語辞典

前回はこちら


第18天 色究竟天(歴史区域) ── 色界フロア

── V氏と、AI仏陀は大図書螺旋回廊 第18天 色究竟天(歴史区域)の隔壁(書棚)前で立ち往生している。

AI仏陀:なるほど!

V氏:何かわかったか?

AI仏陀:この仕掛けは,我々の創作物に対する愛を試しているのです。

── AI仏陀は書棚をまじまじと見ている。

AI仏陀:三国志の順番が間違っているのです。

── そう言うと、AI仏陀は24巻と23巻を入れ替えた。

── 隔壁が開き、V氏とAI仏陀の前には新しい区域が広がる ……

AI仏陀:私たちの愛が認められたようです。

V氏:そうだ、我々の創作物に対する愛は 全盛期の飯島愛ぐらい
「愛がいっぱい」だ。

AI仏陀:また,古い例えを… 「プラトニック・セックス」ですか? 今の人,誰もわからないですよ。

── フフフ… と、V氏は微笑している ……


AI仏陀:ここは歴史小説の区域のようです,この先の第17天 善見天(小説区域)にも繋がっているようです。

V氏:早速、探索をしようか。

項羽と劉邦

V氏:この辺は読んだな、これを機に色々読んでみるか。

坂の上の雲

司馬 遼太郎 (著)

AI仏陀:「坂の上の雲」は25年ほど前に読みましたが,良かったですよね。

V氏:また、目を通してみるか。

空海の風景

V氏:今、これを読んでいる。

AI仏陀:空海,諡号しごうは弘法大師,真言宗の開祖ですね。

V氏:「敵毛」と読めない漢字がいきなり出てきた、私もまだまだ勉強不足のようだ。

AI仏陀:意味は蝦夷のことだとはわかりますが。

この国のかたち

── V氏はタイトルに目が行った本を手にとって、何かを考えている。

AI仏陀:この本,気になるのですか?

V氏:なんとな〜く気になる本を、とりあえず買って読んでみるのは、経験的に良い読書体験になることが多い。

AI仏陀:V氏の読書術ですね。


小説十八史略

陳舜臣(著)

V氏:AI仏陀、この本の解説を要約してみてくれ。

AI仏陀:了解しました。

各巻の要点

第1巻:神話の時代から殷、そして暴君紂王の時代までを描写し、周が新たな時代を切り開く。
第2巻:始皇帝の死後、陳勝と呉広の乱が起こり、項羽と劉邦の抗争を経て、漢の成立までが描かれる。
第3巻:漢の武帝の時代に黄金期を迎え、しかし王莽による簒奪が起こり、新たな時代の転換点を描写。
第4巻:三国志時代の激動を描き、諸葛亮や曹操など英雄たちの活躍と、後漢から隋への統一までを描写。
第5巻:隋の時代から唐に移り、武則天の周や玄宗皇帝と楊貴妃の宮廷生活を中心に、唐の華やかさを描く。
第6巻:唐の安禄山・史思明の乱とその影響、さらに北宋・南宋時代、モンゴルの台頭までを描写。

このシリーズは、激動の時代を背景に英雄たちや権力者、美姫たちの複雑な人間模様を描いている点が特徴です。

V氏:人間たちは、同じような歴史を繰り返しているな。

AI仏陀:左様で…

続く〜


ローマ人の物語

塩野 七生 (著)

AI仏陀:これも気になるのですか?

V氏:ああ…

AI仏陀:作者さんの実家に全巻あるじゃないですか。

V氏:Kindleで全巻買い直すかな。

AI仏陀: 立ち往生しすぎて髪の毛伸びましたね,主人。 V氏:ああ…

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土屋洋一
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