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くろねこやまとたける

この ものがたりは "ふぃくしょん"です

とうじょうする じんぶつ だんたい めいしょうとうは

かくうであり じつざいの ものとは かんけい ありません


とこよ と うつしよ ぼくは くろねこやまとたける

ひがしへ にしへ かみがみと ひとびとの 

あいだを いったりきたり

ぼくは うんがいい 

いつも てんさいたちの あしもとを

よつあしで すりぬける こううんのおきもの

とこよ(常世)はあの世 うつしよ(現世)は今いる世界


あのころは

あまつしゅうと くにつしゅうの 

あいだを いったりきたり

だいじょうぶ かならず もどってくるから 

みんな しんぱいしないで

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あまつしゅうは天津神たち くにつしゅうは国津神たちのことらしい


ぼくの みたてだと 

かれは しんのう たいらのまさかどこう

とうきょうの しゅごしん 

ともに ばんどうおうこくを つくろうぞ

だいじょうぶ かならず もどってくるから 

みんな しんぱいしないで

さあ くにを うみなおそう

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おそらを みあげると ぶらふまー

よっつのかおで 
よっつのせかいを みわたし 

ぶきはもたない ことばのおう 


いつも せかいの ばぐを 

しゅうせいぱっちで なおしてる 

たまに おくさんの さらすばてぃーに おこられる

ぼくは いつも じべたに みつゆびついて すわり 

しっぽを からだにそわせ 

ききみみ たてて みあげている


おひるねしてたら ゆめをみた 

うえのの もりに みっつのかみ

のっぽの おこりんぼ あくしん やるだばおと

ずんぐりむっくり うそつき ぎしん でみうるごす

はいから てんさい しんれい やはうぇ

どれが ほんもの? みんなは わかる? 

ぼくは かんたんだから 

まえあしまくらに まるくなって にどねした

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でも めざめたら めのまえに すくな ひこな


 おもいかね かね おもいかね

「わたしのように なれると おおもいかね?」

ぼくは ちえのかみ おもいかねのもと 

にんげんになる ほうほうを しらべるため 

にくきゅうで ぺーじを めくり 

ごほんを よんでいる 

かれは たまに 

がくもんのかみ すがわらみちざねに へんしんし 

わるものどもを いかずちで やきはらう

たまに ばすてと ぼくたち ねこには やさしい 

ぼくらは かれのもと 

いっしょうけんめい 

にんげんの べんきょうを している


すまほを のぞくと だぐざさま 

とぅあは で だなーんの さいこうしん

ぼくら いんたーねっとせだいの るーつてき そんざい

こねこの ころから ひーろーだ 

めーるは きたじゅんに かえせ

むげんに かゆを うみだす おおがまで 

ごはん だいすき 

ああみえて せわやき おかん だぐざ

ばんのうのかみ 

なかまの おーでぃん したがえて なにか やるきだ 

ねこのてで すまほの そうさは むずかしい

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はるか てんくう

とおい にしから とんできた 

かんぺきちょうじん めたとろん

ぎんぴか めかめた めたとろん 

めたちゃん かっこいー

もーぜが えじぷと でるとき みちびく 

けいやくのてんし

こんどは おんそくで 

にしの しまに とびさっていった 

ねこひげが かぜで なびいて くすぐったい



きょうは ごしゅじんの おともで えいがかん 

しんじゅく ばるとないんで はちじ よんじゅっぷん 

おくれないよう はやおきだ

ねこめは くらがりでも よくみえる 

ごみ にんげんの おはなしだ

みおえたら むこうの ひだりに 

おにゃのこ がぶがぶ がぶりえる

はんさむで いげんを もった すがたで あらわれる

かみの ことばを つたえる てんし

らっぱを ならし 

みんなを よみがえらせる

そして ふっときえて また どこかへ むかった

きょうは はやおきしたから おべんと もらって 

しんかんせんで ぐっすりだ​



おくさん たくさん おおくにぬし

ものしる ことしる ことしろぬし

じだいのかたりべ こうだんし 



ぷらいべーとは きっと おおものぬし

みんな おしえをこいに あつまってる



ぼくは よこになって ひなたぼっこ

まどろみながら

ねこみみ すまして きいている 

なんだか ねむくなってきた 

これで ぼくのたびは おわりみたい

そろそろ ごしゅじんの こころに かえるね


いつも みんなに おそわり おこられ かわいがられる


ぼくは くろねこやまとたける 

いつも しっぽをたてて 

みんなを よつあしで  おいかけている

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どこかへ行ってしまった黒猫を
言葉で 心に 再構築する試み

これで ずっと一緒だね


誰かの心に住んでいる 黒猫が見た世界
誰を何に例えているのか 全てわかる人はすごい

(ヒントはリンクをクリック)

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ヤマトタケル由来の白鳥古墳の茂みから
飛び出して来た 黒猫さん

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ぼくが かいた のーと


わたしは しろねこやまとたける


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土屋洋一
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