![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89141980/rectangle_large_type_2_250f4399398e4a24d8f250faaa9419e1.jpeg?width=1200)
脳内メモ80「黒猫の日常1 〜アニメと小説」
この物語は
フィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係がありません。
── ご主人たちが「天」に帰ったので、「黒猫」は退屈なのか、ダラダラと過ごしている。いや、今まで事件があり過ぎたので、ゆったりと過ごしていると言った方が良いか……
── 最近「黒猫」は、ひたすらアニメを見ている。
ラーマ:(黒猫さんは、また人間の社会の勉強をしてらっしゃるのですね… )
── そんな怠惰な姿は、純粋なラーマにはそう見えているようだ。
黒猫: (このアニメ 吾輩たち"ネコ"が 人間の社会を
支配する時に 役に立ちそうですにゃ)
異形種(人型でないもの)が世界を征服していくアニメか……
猫は人を使うので、どっちが主か従か?と考えると、そういう見方もできるかもしれない。(星新一)
── 登場人物のセリフを真似している……
黒猫: "にゃんにゃん帝国"の威を示めせ!! ラーマ!
── と言うと、右前足を右斜め上に掲げ、「猫の手」を挙げた……
好みにあったのか、小説も読み出している。小説を読むなんて、今までは考えられないことだ、珍しい。
ラーマ:呼びましたか?黒猫さん?
黒猫: なんでも"にゃい"ですにゃ
── 黒猫はごまかすように、「猫の手」で地面をいじっている。
ラーマ:⋯⋯そういえば最近、おとなしいですね?黒猫さん。どうかしたんですか?
黒猫: ⋯⋯(吾輩の 未来の"お嫁さん"たちが……)
ラーマ: あ〜、ケツアルカトル様の「ケツアルカトル砲」ですね。随分と皆様、捲られましたね。
黒猫: "⋯⋯⋯⋯"
ラーマ: 世界の「浄化」に繋がるのならば、良いことでしょう?黒猫さん。
黒猫: "しょぼん"
── 黒猫は尻尾を丸めて「しょぼん」としている。
ラーマ:あ〜
「芸能界」は大変だね。
第2話
星 新一 (著)
「ネコ」 が収録されています。
関連note
いいなと思ったら応援しよう!
![土屋洋一](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36031268/profile_aa7ce9cb49da0b26c77c265825f219b8.jpg?width=600&crop=1:1,smart)