「シンドラーのリスト」をコントラバス独奏で、アレンジとは楽曲分析 「Touch of Contra Bass」の聴きどころ
1.楽曲分析
このレコーディングの楽曲はアレンジと浄書の負担が少なかったので楽曲分析に力を入れてみた。(決して今回だけがマメな訳ではないです)
バロック音楽(1600年代〜1750年代ごろ、バッハ、ヘンデルなど)や、古典派音楽(1730年代から1820年代ごろ、ハイドン、モーツァルトやソナチネアルバムに入っているソナチネなど)の楽曲の形式によくある、
テーマから属調に転調し終結に向かって下属調を通るという調設定がある。
「シンドラーのリスト」のテーマはそれとは逆の、遡るような転調を行なっている。序奏から下属調に向かいテーマへ(曲頭から終結感)曲の終盤で属調に向かう(属調は開かれた感じ、で明るい雰囲気がある)。
まるでヨーロッパの歴史を反対側から見ているような感覚に陥った。永くヨーロッパにおいて、まつろわぬ立場にあったユダヤ人の目線と未来への願いというか。
ロマン派のボッテジーニ (1821年〜1889年)は古典派の時代三楽章形式だったコンチェルトの雰囲気を残しつつ、一楽章に圧縮して連続して演奏されるような形式。
大きく三つの部分に分けられるが、三楽章形式より曲の長さは短くなる。この時代あたりより人々の生活のスピードが早くなってきたんだろう。
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アルバム情報
【HPL9】Touch of Contra Bass (G. Bottesini Grand Duo Concertante~Rossini G. Antonio Sonata for Strings no-01 in G Major~J. Williams Theme from Schindler's List)
アレンジ楽譜ダウンロード
以下有料部分には、このアレンジ楽譜PDFへのURLリンクを載せています。
ダウンロードできる楽譜の内容は以下のようになっています。
・Bottesini:Duo Concertanteのアレンジ総譜とパート譜
・Bottesini:Duo Concertanteのアレンジ総譜の分析譜
・Rossini:SONATA Per Archi No.I 総譜の分析譜
・John Towner Williams:Theme From "SCHINDLER LIST"総譜の分析譜
・John Towner Williams:Theme From "SCHINDLER LIST"のコントラバスアレンジ譜
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