見出し画像

シェーンベルクとトーンマイスター

1音1音の関係により生まれる引力(和声感)をコントロールする12音技法って、やはり面白いなとレッスンで再確認したので、この記事を転載してみました。

作曲家アルノルト・シェーンベルクは「私は12音技法で今後100年ドイツ音楽の優位が保証されると思う」と言って見事、後の100年作曲界を多くの聴衆から遠ざけた感がありますが。

トーンマイスターのコンセプトの起源はシェーンベルクが1946年シカゴ大学の学長に音楽、音響、物理学、機械学を学び録音、ラジオ放送とサウンドフィルムの響きをコントロールし、改善できることが出来るsoundmenを養成するコースを示唆する手紙を書いたことからだそうです。

Borwick, John (1973), The Tonmeister Concept , Proceedings of the 46th Audio Engineering Society Convention (paper 938) (このことをAESでプレゼンされた方がいるみたいですね。)


どのようなことでさえ後世に強く影響を与える人間のことを「芸術家」というのでしょうか。



「トーンマイスターとは?」 以下リンク先が詳しいです。
この文章は作曲家 土屋洋一のofficial blog 2013年の記事より補筆転載されたものです。


いつも応援してくださる皆様に支えられています。ありがとうございます。サポートや記事購入代金は全て、記事作成のための資料にあてさせて頂いています。