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駅構内での出来事と、見上げた人間の優しさ
2025年になって未だわずかだが、11日の夜10時頃、私たちが営業エリアとする駅の構内での出来事として運転者からの報告が入る。
「○○警察の電話番号を教えてください、中年女性が服も開けて、顔面血だらけでタクシー乗り場にしゃがんでいる」とのことだった。
個人タクシーや他の法人タクシーは蜘蛛の子を散らすように、瞬く間にその場から離れてしまい、うちの運転手が最寄りの警察署に直接電話をし、警察が到着するまで女性を見守っていたという行動は、非常に勇気あるものであり、社会的な責任感を示していると感じた。
この運転手の行動は、他者を助けるために自らの安全を顧みず行動した例として評価されるべきで、現代社会では、他人に関与することがリスクを伴うと考えられることが多く、特に危険な状況では「関わらない方が良い」という考えが当たり前になっている世の中で、今回の運転手のように、他者を助けるために行動することは、社会全体にとって重要な価値観を再確認させるものだと実感する。