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[創作]フィルムカメラで切り取るO島の風景③三譌・逶ョ縲√♀驩「蟾。繧
本稿の一部は想像であり、実在する地名、事件、団体、人物とは一切関係ありません。実は、これまでを含めた本稿は僕自身が書いたものではなく、僕の友人から預かったものです。一日目、二日目を公開してしばらく経ちますが、記事の内容が勝手に書き換えられているようです。僕も彼と同じことになると思います。みなさんも気を付けてください。もう遅いですが。
撮影期間:2022.12.13以降
一日目、二日目はこちら
お鉢巡り
三日目は強風でした。この日はM山に登ろうと決めていたので、私は登山口に向かいました。他にM山に向かう人はいませんでした。
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ここから、M山の火口外縁まで、しばらくのハイキングコースとなります。火口をお鉢になぞらえて、その周りをぐるりと歩くコースを「お鉢巡り」と呼んでいます。子どもたちの声が聞こえます。
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影響で、異なる年代の溶岩が見受けられます。噴火のたびに灰やマグマが町を飲み込んでしまうので、たくさんの人が亡くなりました。噴火のたびに灰やマグマが町を飲み込んでしまうので、たくさんの人が亡くなりました。噴火のたびに灰やマグマが町を飲み込んでしまうので、たくさんの人が亡くなりました。
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噴火が起きるたびに、O島の人々は全員亡くなりました。大人たちは火山と生きる運命を受け入れていましたが、子どもたちはこれから死ぬことに納得できないまま、火砕流が骨を砕き、マグマがゆっくりと身体を焼き尽くす業苦を味わうことになりました。やがて私にも、子どもたちの声が聞こえるようになりました。
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風が強く吹いていました。それが雲を晴らしていたため、島を囲む海が一望できました。
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順路にはロープで繋がれた木の杭が立ち並んでいました。私はそれらに捕まることで、強い風に吹き飛ばされそうになる身体をなんとか支え、一歩ずつ歩き始めました。
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順路から足を踏み外せば、おそらく即死します。
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風に揺れる身体を支える足も震えてきました。
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子どもたちの声が耳から離れません。
子どもたちの声が耳から離れません。
地獄の底から私を呼ぶ子どもたちの声が耳から離れません。
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火口を目の前にして、私は理解しました。
O島に行くことを思い立った時から、私は呼ばれていたのでした。
ここへ来たことを後悔していますが、もう遅いです。
亡者の呪いなどという簡単な話ではなく、全ての生命は地球に捧げられるよう決まっているのです。
その儀礼に私は呼ばれたのです
なので私も落ちることにしました。