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回顧録38【アメトーーク 越中詩郎芸人】
アメトーークでプレゼン企画第二弾後編
2006年12月の記事です。ちょっとnote更新する時間がなさすぎて気づけば放置したまま数ヶ月経過してしまいました(正確には時間がないというか、他のやりたいことを優先してるだけですが)。越中詩郎45周年記念大会にケンコバがゲストで呼ばれていた映像がXに流れてきたので、せっかくなのでこの回を簡単に紹介。
まだ全国的な知名度はなかったと思いますが、関東ローカルの番組にはちょいちょい呼ばれており人気も上がりつつあった頃のケンコバ(記事の中で『つーか黄色い声援が飛んでましたねw 凄い時代になったものです。』という記述がある)がアメトーークのプレゼン大会で越中詩郎をプレゼン。完全にブレイクのきっかけと言い切ってしまって良い回じゃないかと思いますが、この時代にプロレスラーの中でも越中にスポットを当てるというこのニュアンスは今でならどう例えればいいんでしょうかね。さらば森田がモルック界では超有名なスター選手の名前を出したりしますけど、モルック界でもニッチなバイプレイヤーをアメトーークのプレゼンでネタにするのを加地Pがいけると判断するぐらい知名度はなくてもお笑いの実力で信頼される・・・インターネットが普及しきった現代では難しい。しかも、越中詩郎の紹介にとどまらず、全く関係のないプレゼンに脈絡なく越中を絡ませていくという芸当、当時よりも寧ろ今振り返った方が新しくさえ感じます。
アメトーークでガンダム芸人vs越中芸人~前編~
アメトーークでガンダム芸人vs越中芸人~後編~
そして期待値の高さから2007年1月にはあっさり実現した越中芸人。当初は既に番組内で認知されていたガンダム芸人との対立構造であったことに少し残念な気持ちもありましたが、実現するわけがないと踏んでいたのか既にコバはプレゼンでやりきっていたのもあったし、蓋を開けてみればガンダム芸人をフリにして完全に越中芸人が番組を食ってしまうという展開が痛快。脈絡なく越中を絡ませるという方が面白いと踏んだ当時のアメトーークの番組構成が素晴らしい。ここからケンコバは一気にブレイクして、現代でいう永野のような、裏天下を獲りにいくことになります。