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『エフェメラは軌跡を描く』あとがき
最初に
この記事は2023/10/15に深山宵が公開した遠未来SFノベルゲーム、
『エフェメラは軌跡を描く』のあとがき記事となっております。
・いただいたコメントへの返信内容が重複しています。
あらかじめご了承ください。
・記事の途中からネタバレを含みます。
一時間以内でプレイ可のフリーゲームです。
未プレイの方、もしよろしければこの機会に触れていただき、
クリア後にお読みいただけますと幸いです……!
・けっこう長いです
この記事は約8700文字です。どうしてこうなった/(^o^)\
すみません、お手すきの際に目を通していただけたら嬉しいです……。
というわけで、早速始めたいと思います!
経緯
本作品は私にとって5作品めとなるのですが、
今までで一番制作にてこずってしまいました。
1月の時点でほぼ決定していたはずのネタが結局しっくりこなかったことから始まり、夏までネタ出し>プロット>ボツを何度も繰り返してしまって……。
1月に作っていたプロットは、今の自分にとって身につまされ感が強すぎるお話になってしまったのでお蔵入りになりました。いつか書けたらいいな。
![](https://assets.st-note.com/img/1706606402095-9Je3rgoRWJ.png?width=1200)
私はプロットをかなりガチガチに作らないとシナリオが書けないですし、シナリオが書けないとプログラムに触れない性分です。
(絵だけはどの過程でも描けます)
結局いくつボツにしてしまったのか記憶にないのですが、
最初気に入った話でも作り込んでいくうちに気に入らない部分が見えてしまい先に進めなくなる……を半年以上繰り返していました。
年明け以降プライベートでよくない出来事が起きたのも原因だったとは思います。できるだけポジティブに過ごそうと心掛けてはいたのですが、常に頭の中の8割くらいはそのことが占めてたんですよね。
(SNS等での皆様との交流がどれだけ救いになったか。本当にありがとうございます……!!)
で、ようやくこれなら……!というネタが見つかったのが8月中旬でした。でも作業工程から考えて到底締め切りに間に合わないことにすぐ気づいてしまいました(技術的にも未知の部分が多すぎました)。
慌ててストックしてあるネタ(と言ってもボツになったり保留中のメモ書きだったりするものです)から選んだのが……本作品のはじまりになるネタでした。
舞台は現在~近未来の地球。
チガヤは男の子、シェイドの名前は紅(コウ)でした。
キャラデザっぽいことをしようとして描いたラフがこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1706606668717-kvVJACDg80.png?width=1200)
女運の悪い少年(青年?)チガヤの前に謎の長髪男性(?)コウが現れます。人々の絆の糸が見えると主張するコウはチガヤの部屋に居候するようになり、縁切り屋をはじめる……そんなバディものっぽいお話でした。
ですがそこから詰めていくうちに主人公の性別が変わり、コウがシェイドになり、舞台や時代が変わりSF色が濃くなって……結果的に遠未来の地球型惑星での話に落ち着きました。
少女チガヤとシェイドの物語、当初のあらすじはこうでした。
児童養護施設から脱走した少女チガヤは
地球型惑星プリーゴで困窮した暮らしを送っていた。
そこに現れた謎の青年シェイドは人々の間に糸が見え、
切ることで縁を操れるという。
しかし彼はチガヤにしか見ることのできない存在だった。
彼の能力を確認したチガヤは、
その力を利用して別れさせ屋をはじめるのだが……。
プロットを最後まで作成し、タイトルを『エフェメラル・コード』に決定。
最低限の素材をお借りしたり自分で描いたり。
ふたりが出会うところまでを実装して申請し、
審査通過後いったん公開を中止しました。
あとはプロット通りシナリオを書き進めながらスチルを描き、
お借りした素材とともに組み込むだけです。
シナリオは当社比ですが早めに進みました。
この頃のチガヤはもっと自由で強かなイメージでした。
自由だったせいか、途中からどんどん勝手に動いて
プロットから外れた展開になっていきました……。
最終的につじつまが合えばいいかとプロットを手直ししつつ書き続けていたのですが……私にはあまりないことなのですが、
お話がだいぶかわってしまったんです。
タイトルとのずれを感じ始めたのもこの頃でした。
とても気に入っていたタイトルだったのですが、
いろいろ考えた結果、改題することとなりました。
なんとか最後までシナリオを書いたのですが、ここまできておいて、この話のラスト(オチ)が相当破天荒というか、短編では説明しきれてないというか……とにかくアカンのではないかと気づきまして……。
一か月かけて書いた3万6千文字を三日悩んでボツにしました。
(遅筆な私にしてはこれでも早いほうです)
どこか直したらなんとかなるんじゃないかって、あちこち捻り倒したりもしたのですが、どうしても納得いきませんでした(涙)
悩んでた三日間はかなりこたえました。
もう9月下旬だったんです。ティラノゲームフェス2023参加辞退も何度か頭に浮かびましたが、2020年から参加してきたこの素敵なイベントを、こんな形であきらめるのはもっとつらいかもしれないって考え直したりもしました。
なにかモチベーションを上げる方法はないか……。
そこで私は思い出しました。
公式様から簡単にQTEを導入できるプラグインが出ていることを。
そうだ、面白そうだなって気になってたじゃないか。
QTEを使ったお話にしよう!
ということで何とか自分を立て直しまして。
世界観やチガヤ設定の一部、タイトルは流用しプロットから作り直したのが本作となります。
本当に自業自得なのですが時間がなさすぎて大変でした。
制作中はしょっちゅう本当にこれでいいのか、この話はもう出さないほうがいいんじゃ……と悩んでましたし(;´∀`)
描いたスチルはなるべく生かしたまま制作しましたが、
ボツになったものもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1706607149290-os34LYj7EQ.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1706607208505-Y8VFBiDW6M.png?width=1200)
お借りしていた背景素材などは、ほぼお蔵入りになりました。地上で起きるお話だったので使い道がなくなってしまったんです。
UIはつくりかけだったこともありボツに。
代わりに有料のSFぽい背景素材やUIを購入しました。
(どれもすごくかっこよくて世界観にパワーを与えていただきました。ありがとうございます!)
結局つくりなおしにかかった期間は約3週間でした。
時間が足らなくて入れられなかった要素がたくさんありました。
もっと早くこの話にすると決めていたらよかったのですが……。
ほかにも反省点が多々ありますが、いまの自分にできる精一杯でつくりましたので、結果的にお話を変えてよかったと心から思っています。
制作そのものはとても楽しいのですが、毎回こんな綱渡りを続けているのも大概つらいので、次こそはもっと余裕のあるスケジュールで動きたいものです……。
~ここから先はネタバレを含みます~
絵について
今作のスチルは11枚となりました。
(ミニゲームの説明画像はのぞきます。
説明画像、文章も含め思いのほか大変でした)
去年の『異種間エンパシー』と比べ少ないのにはふたつ理由がありました。
1. 時間不足
先述した通りギリギリの進行だったため、
実装出来なかったスチルが何枚かあります。
たとえば最初の食事シーンとか、
チガヤと仲良くなれて嬉しそうなレイスとか。
ミニゲームの結果で変わるスチルも用意したかったですし。
前作同様クリア後のタイトル画面も描きたかったです。
2. 画面内の人数
前作では画力の都合でスチル内にひとりしか描かなかったため、今回はふたりにも挑戦したのですが……これが自分にとってとても難しかったです。
ひとりだけ描いてた時と比べて、作画コストが倍以上かかるとは。
しかも背景を描かず人物だけなのに……。
三年前、板タブを買ってお絵かき練習をはじめたころ、髪や服などレイヤーの前後(上下?)関係が難しくてこんなのわかるか~と思ってた時代がありましたが、今回ふたり描くことになって久々にそう思いました……。
とくにEND2のラストスチルは複雑すぎて脳が茹で上がりそうになりました。ふたりの間にオブジェクト、その奥にふたりの奥側の手、そのうしろにシェイドの髪があってもう頭が沸騰しそうだよお…。
身長差っていいよね♡とウキウキで設定したのですが
これがまた構図等たいへん難しく、
ふたりをいかに違和感なくいれて描くか常に悩んでおりました。
そういうわけで、一枚にかかる時間が前作より長かったため枚数的には少なくなってしまったかなと考えています。
あとこれも反省点なんですが……。
自分にできる精一杯で描いたつもりではありますが……もっと丁寧に塗りたかったし、おかしく感じる部分を修正したかったです。
公開をさらに延期することもできるのはわかっていましたが、一日も早く完成させてフェスを楽しみたいという気持ちもあって、結果かなり急ぎ目のスチル作業になってしまったので。
あと立ち絵の差分についても。
特にシェイドはもっと差分がほしかったのですが、時間切れで今の状態になりました。
もともと表情の起伏に乏しい設定だったので真っ先に犠牲になってしまいました。遊んでくださった皆様やシェイドに申し訳ない気持ちです……。
今回挑戦したこと
遅筆だったり時間がうまく使えなかったりで、作品をたくさん作ることが難しいので、作品ごとになるべく新しいことに挑戦しようとしております(覚えが悪いので少しずつになりますが……)。
・QTEプラグイン導入
ミニゲームを三種類いれました。
・ゲーム変数によるメッセージ変化など
いままでシステム変数しか使ったことがなかった(!)ので、初期化や条件分岐など新鮮で楽しかったです。
ミニゲームも完全成功、少しミス、全部ミスで台詞を変えたり
救済措置をいれたりできてよかったなあと。
(スマホでのミニゲームは高確率で誤動作が起きるため動作環境の対象外となっておりますが、救済措置を使えばクリアが可能です。
ただその救済措置、序盤の爆弾のところだけ入れそびれてしまったので
いつかそこをなおしたいです……)
・主人公グラをメッセージウインドウにいれた
これ、やってみたかったんですよ……!!
登場や表情変更にはマクロを使いましたが、
毎度自分のマクロのしょぼさ加減に草が生えてます_(┐「ε:)_
・タイトル画面にコンフィグをいれた
これもやってみたかったんです! わーい!
・恋愛要素をいれた
これまでほとんどいれたことがなかった気がします。
いや待てよ、ヤドカリではいってるといえばそうなのかも……?
(すかさず宣伝)
大食い美少女と幼なじみと僕の三角関係(?)だったよなあ……。
ヤドカリはコメディよりなのでまだ大丈夫でしたが、
シリアスな恋愛は私には難しすぎて……今作のあれが精一杯でした。
もうちょっとちゃんと書けるようになりたいのでまた挑戦したい所存。
ストーリー、ミニゲームについて
ミニゲームを話に組み込むべく考えた結果、
爆誕したのがヨスガシステムでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1706625098353-EkyMcvYA8H.png?width=1200)
実際のチガヤはもっと長時間働いているのですが、そこを再現してしまうとプレイが負担になってしまうと思うので、各章ごとに数回体験していただくかたちとなっています。
せっかくだからいろんなミニゲームをいれたかったので、そのあたりも踏まえてのストーリーとなりましたし、シナリオとミニゲームをリンクさせ、終盤にはミニゲームが要になってほしい……という思いからこのような展開となりました。
私の頭の中にしかない遠未来の異星の話だったので、ややこしくならないよう世界観の説明はできる限りいれてみたつもりです。でもきっとまだ足らないです……にもかかわらず、いろんなことを読み取ってくださったプレイヤーの皆様に感謝申し上げます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706678905162-Ups3CbVpkA.png?width=1200)
宇宙ステーションの名前、『ネビュラ』はおそれおおくもかの有名なSFの文学賞をリスペクトしてつけました。
ステーション内、無重量区域以外の場所では重力が発生していますが1Gではありません。
実は重力について作中矛盾した描写があるんですが、自力で背景を描けなかったのでそのままとなりました。きっと遠未来ではいろんな方法で重力発生できるんだねえ……ってことでおゆるしください……!(エクストリーム土下座)
常駐クルーは約20人。ドローン等の作業用機械はいっぱいいます。
ごはんのシーンが好きなので、ミニゲームのお仕事後は食堂のシーンを入れることにしました。
生活感も出るしおいしそうな食べ物も出せて楽しかったです。
本作ではレイスとの出会い後、食後にレイスの部屋に行く以外の選択肢が原則ありませんが、本当は他の部屋も含め自由探索にして、レイスに毎日会えば好感度が上がりレイスエンドのフラグがたつようにしたかったです。
なぜできなかったかというと、時間が足らなかったこともありますが……大切なことをすべてレイスに言わせてしまったためです。任意になるとお話が説明不足になったままエンディングを迎えてしまう可能性があるなと……。でもこれは今思うと他にやりようがあったはずなので、やってみたかったな……。
人類を守るためとはいえ、感情を操作する行為はとても危ういものだと思います。ある意味レイスの過干渉でもあるかなとも。
このことに「気づいている」人たちはすでに存在していますし、人類が大人しく管理されたままではいられないと思いますので、未来永劫ヨスガシステムが続くことはないはずです。が……チガヤたちが生きているあいだはこのままにしておきたい気持ちがあります。
何故なら円満に解決するかどうか怪しいからです。チガヤたちをあまり悲しい目にあわせたくないなあと……。あと長くなりそうで書ける自信がなかったのもあります(;´∀`)
ちなみにタイトルですが……。
レイスから見た人間たちの儚さや束の間の輝きをエフェメラになぞらえて表したものとなっています。
キャラについて
チガヤ
![](https://assets.st-note.com/img/1706633073350-5EYq5lBCdy.png?width=1200)
本作の主人公。
名前の由来はイネ科の雑草からです。
しぶとく強く育つというイメージでつけました。
ごく最初の構想時には少年だったチガヤですが、
女の子に設定が変わった当初の年齢は12歳でした。
組み込み時、12歳で働くことや成人に恋心を抱くことに個人的に抵抗を感じてしまい再考した結果15歳になりました。
(遠い未来のお話なのに、現実に生きる自分の思考が邪魔をしてしまいました……)
遊んでくださった皆様においては、
チガヤにあたたかい眼差しを注いでくださり嬉しい限りです。
両親から捨てられた彼女は児童養護施設で育ちました。
いろいろあって男の子のようにふるまっていた彼女ですが、本来は素直で明るい性格だったこともあり、安心できる環境を得て本来の自分を取り戻したようです。
ネビュラにはあまり娯楽がないうえに、未成年者がほかにおらず友だちがいないままだったことも、レイスのもとに通ってしまう原因だったのかもしれません。
シェイド
![](https://assets.st-note.com/img/1706633162939-gj3TvVnC33.png?width=1200)
長髪男性キャラが好きなので今回も出しました~!
こうなったら今までで一番長くしたろ!と軽率に自分史上最ロングになったんですが……髪ってこんなに作画コストかかるんすね……。
線画も塗りも予想以上に時間がかかってしまいました。締め切りをとっくにぶっちぎってしまってたのでこれには焦りました。いい勉強になったな~~~\(^o^)/
ボツシナリオのなかでシェイドは人外だったので、書き直した後でも私のなかでイメージが残っていましたし、生い立ちが特殊ということもあり作り直した後でも彼は浮世離れしたキャラになった気がしています。
年の差を謳った本作ですが、シェイドの年齢について結局触れてないんですよね。これも反省点です。出しそびれてしまった……。
彼の年齢は23歳で、チガヤとは8歳違いです。
チガヤが「うんと年が離れてるんだろうし」と考えるシーンがありますが、自分が15歳の時、23歳なんてもうとてつもなく年上に感じていたことを思い出しながら書きました。いまならそんなことはないんですけどね(*´ω`)
シェイドは真面目ですがコミュ障で誤解されやすく、感情をあまり表に出さない仕事人間。恋愛には鈍いです。
時に毒舌、時に思わせぶり。かと思えば突如冗談をぶっこんだりするのも、コミュニケーションをとろうとした結果でした。
彼は彼なりにいい上司になりたいと考えていたのに、コミュ障ゆえに誤解をされてしまう……という設定でした。
今回チガヤの一人称だったためこのあたりを描写しきれなかったので、補完できたらしたいところではあります……。
画力的に大変お恥ずかしいのですが美形という設定でございまして、本人はそれを当然と受け取っています。
彼は越冬種という、物語中では少し特殊な存在です。
滅びてしまった地球から運ばれてきた生殖細胞を掛け合わせて生まれたことを知っており、才能も外見も仕組まれたもの──いわゆるデザイナーズベイビーだと自覚しています。
なので綺麗で当然でしょ、的考えを持ってるみたいです。せっかくなのでお手入れもしてるみたいですが。
そういえば。宇宙ステーションという状況下で水はリサイクルして使っている設定なんですが、洗髪時、絶対毛が抜けますよね……。あんな長い髪、うっかり排水に紛れたらすごく困りそうです(;´∀`)
(いや、遠未来だしなにか解決策があるんか……?)
閑話休題。
この話の世界では越冬種は特別な存在なため、本人の自由意思が尊重されない……という設定でした。
本人はネビュラで生まれ育ったと言っていましたが、実際は地上での生活経験もあります。
作中の時代、越冬種は差別や畏怖の対象になることがあり、100%越冬種のシェイドは周りとうまく溶け込めなかったためネビュラで暮らすことになりました。
チガヤをスカウトした経緯ですが……シェイドは彼女の境遇を知って自分と近い存在に感じ、守ってあげたいと思ったんじゃないかと考えています。
レイス
![](https://assets.st-note.com/img/1706633125107-v2fuBQTumV.png)
金髪おかっぱ高齢人外ショタです!!!
人間大好き。かつ気に入った子に執着しがち。
ちょっと(だいぶ?)壊れかけの人工知能。
21世紀、地球の日本で生まれました。
レイスは地上が舞台だったボツシナリオではまったく出てきません。
(なので公開停止中だった時、エフェメラのエンド数は1でした)
舞台が宇宙ステーションになったこと、
世界の成り立ちなどを説明してくれる存在がほしくて
生まれたキャラクターです。
設定を考えていくうちに彼のことがかなり気に入り、
エンドが増えたのもすごく自然な流れでした。
見た目を自由に変えられますが10年前シェイドと出会ってからは少年の姿でいるようです。ちなみに顔の模様はどんな姿でも固定です。
200年前起こしたトラブルが原因で隔離されています。
本体は有機体。昔は生身の体で動けていたのですが色々あって没収中。
隔離中クルーは規則を守り彼に近づこうとはしませんでした。幼い頃のシェイドとチガヤをのぞいて。
人工知能ですが自我がある設定です。
本当はかなり有能ですが、記憶、ハードウェアの欠損や長年の幽閉で寂しさを抱えています。
彼を一番大切な存在として扱う何かが現れたら、彼の孤独も癒されるのかもしれないですが……。
かわいそうすぎるので救済してあげたい気持ちがあります。せめてこのお話のあと、時々でも外に出られるようにしてあげたいですね……。
エンドについて
ED1
別名「閉ざされた世界でふたりきりEND」です。
レイスの髪が長いのはシェイドを意識してのことです。
チガヤは記憶を失っていますが
シェイドのことはいつか思い出すかもしれません。
レイスは本当にネビュラに事故を起こしたのか、
それともただ全員の記憶を消して
チガヤを自分の部屋に閉じ込めただけなのか……。
お好きに考察していただきたくてどちらともとれるように書きましたが、
いずれにしてもあまり長くは続かないだろうと思いますし
この後は悲劇しかありません。バッドエンドですが気に入っております。
ED2
別名「これからのふたりに幸あれEND」。
最後のシーンでシェイドの台詞に苦労して
何度も書き直したことが記憶に残っています。
シェイドはお見合いのため地上に行きましたが
途中でチガヤへのお土産を買っています。
選んでるところを想像するとなんかにやけてきます。
短い話が書きたくなりますね(*´ω`)
いうてもシェイドくんはニブチンなので、
これからチガヤががんばってアタック(死語?)する予定です。
遺伝的相性がどうこうな話はありますが、
ふたりにくっついてほしい気持ちがかなりあります……。
今後のアプデについて
今回は完成後かなり気力が尽きてしまいまして、
本作のアプデをほとんど行っておりませんでした。
最近ようやく気力ゲージが回復してきまして、
アプデについて考えるようになりました。
説明不足な点や補完したい事柄がありますし、
修正したい/すべき箇所も見つけています。
チガヤとシェイドはこのままでいいのか!? とか、
シェイドとレイスが出会った時の話が書きたい!とか
もう一人の私につつかれてもいるのですが……
どうするかはまだ決まっていません。
もし何かしら動くのであれば、
ゲ制デーなどでご報告させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします!
最後に
楽しみにしてくださった皆様、プレイしてくださった皆様、
コメントや応援をくださった皆様、実況してくださった皆様。
拙作に温かいお気持ちを寄せてくださり本当にありがとうございます!
これからも創作を続けていきたいと思っておりますので、
何卒よろしくお願いいたします。
当記事は以上となります。
ここまでお読みくださり誠にありがとうございました!