ブルアカと出会った結果、彼女と破局しそうになっている話

付き合ってもう4年になろうとする彼女がいる。
キッカケは知り合いの紹介で女性向け二次元コンテンツのライブ(私も好きだった)を一緒に見たのが始まりだった。当時二十歳が目前に迫り一度も恋愛をした事がない私は謎の焦りを感じていて、ライブを一緒に見たので「きっとオタク趣味に理解があるだろう」と思いデートに誘い回数を重ね楽しかったので告白してお付き合いをさせて頂く事になった。(今考えれば付き合った動機も中々に酷い)

最初は何事もなかった。オタクではあるけれど好きなジャンルもそれなりに一緒だったのでオタクをしながら交際もちゃんとできていた。
しかし、ある作品との出会いで大変な事になってしまった。それが「ブルーアーカイブ」というゲームだった。どんなゲームかはこれ読んでくださってる方は殆ど知ってると思うので説明はしないけれど、銃と2次元の女の子が大好きな私がハマらない訳がなかった。それからどんどんのめり込んでしまった。そんな生活を続けていたらある日彼女に「こんな気持ち悪いオタクだとは思わなかったと言われた。」
この時は、まだ初心者に毛の生えたくらいの頃だったのでそこで引退しておけば良かった。
それでもブルアカがやめれなかった結果が今の「彼女は作品のアンチだけど彼氏は大ファン」「デートの時は普通の人を頑張って演じて、一人の時はオタク」という二つの自分を切り替えながら生きていく状況を生み出してしまいそれが今の悩みでもある。彼女のブルアカ嫌いは相当な物で一部を紹介すると

・Xでブルアカ関連のポストをすると怒る
(このアカウントはこっそり作った)

・グッズを捨てられそうになる

・イベントに参加したら別れると言われる

等があり本当に困っていた

本題はここから。

この悩みを解決するために、ここ最近Xで色々な方の意見や直接彼女と話をしてて気づけたのが
彼女⇄自分ではなく
彼女→自分→趣味
だったのが自身の一番の問題だったんだろうなと気づいた。

趣味の部分は多分何してても同じ結果だったと思う。付き合っているのに趣味優先で相手に時間もお金も使えていなかったら不満が出るのは当たり前。私の大好きなコンテンツに噛み付くのも十分理解できる。

私は彼女に会いたいと言われれば会いに行って、お洒落なカフェ、長時間の買い物、服や髪にも気を遣って、高い旅行に付き合ってるし、連絡はゲームをしていてもすぐ返していたので最低限彼氏らしい事ができていると思い込んでるのが良くなかったのだと気づいた。実家暮らしの彼女と一人暮らしの自分には金銭的余裕の差も大きくカッコいい所をあまり見せられなかったし、一緒にいる時間はたくさんあれど、4年も付き合えば娯楽のない田舎でできる思いつく事は殆どやり尽くした上(もっと探せばあるんだろうけど…)普段ブルアカで頭いっぱいの私のデートプランの提案は、インスタで近くのカフェをとりあえず見つけて入る等中身がない物が多かった。

この前、デート中「全然お話してくれない」と言われた。1人の時は基本自分の大好きなブルアカに時間を使っているので話せることがない。彼女は沢山話してくれる。話題はあるけど言えない事ばかり増えていく。あなたに内緒で飛行機取ってイベント4回も行きましたなんて言える訳がない。来年のブルアカふぇすも全日応募している。自分は人間としても最低だし空っぽだなと痛感した。

自分は何もかもが中途半端だ。オタクは続けたい。でも恋愛もしたい。趣味は全力で楽しみたい。そうして我儘を通そうとした結果が今で、できる限りの我慢をしている結果疲れを感じてしまっている。折れてるつもりでもまだまだ足りない。ありのままを受け入れてくれなんて虫のいい事は言わないけれど、自分から相手のために差し出せた物があまりにも少なかったんだろうなと思う。趣味のない彼女はいつも僕を想ってくれていて、僕は何か趣味を作って欲しいと彼女に言っても結局変わらなかった。勝てるわけがない。

今まで猫を被っていたのが功を奏してか、彼女に「一緒に住みたい」と言われた。しかし、ここまで大切にしてくれて与えてくれてばかりいる相手に対して自分はすぐOKを出せなかった。何故か。大好きな趣味が奪われるのではないかと思ったからだ。もうオタク以前に人間としても自分はかなり悲惨な状況だと思う。

やっと気づいた。自分は恋愛に向いていない。女性とお付き合いをしていい人間ではないのだと。月日が経てば考えは変わるかもしれないけれど、正直今はそうとしか考えられない。

Xを見ると(私のTLは)夫婦の喧嘩や旦那の愚痴をよく見かける。見過ぎだとは思うけれども、これらの投稿を見ると一人が結局一番楽しいのだと自分の頭がそう思いこもうとしているのが分かる。人と人の繋がりって素敵な事で心の底から違うと思いたいけど今は難しい。

きっと適度に趣味を楽しめるようになれば全てが丸く収まるのかもしれないが自分にはまだ難しいと思うと同時に、4年もこんな歳下の出来損ないと付き合ってくれたのに趣味を諦めて腹を括って年頃の彼女に向かって「結婚してください」と言えない自分を本当に軽蔑してしまう。自分の趣味さえなければと毎日思う。けれど辞められない。この作品が大好きだから。

お互いの幸せのためにも別れた方がいいと思ったけれど、もうどうすればいいのか分からなくなってしまい、結論を先延ばしにし続けて今日も過ごしています。


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