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#2 私は現実が嫌いなんだな

小さい頃、夏休みそのものよりも夏休みが始まるまでが楽しみだった。

今もそれは変わらなくて、
旅行そのものよりも旅行するまでに旅の道中を想像するのが好きだったりする。

アイドルそのものよりもアイドルと付き合うような妄想するのが好きだったり…

要は、どんな夢でも叶ってしまったらそれは所詮現実なんだと思ってしまう節があるみたいで。

(アイドルと付き合う可能性があるということで考えていたい、一応ね)

だって現実になってしまえば、そこに待ち受けてるのは日々の生活なわけで。

手に入れる幸せがあるのももちろん分かるけど、それが手に入らない状況で夢を見るのが好きだ。

手に入らないことを嘆くより全然おめでたい脳みそだから、ある種ありがたいのかもしれないけど困ることだってある。

生きているとだんだん時間の経過で今夢見てることが現実になっていくことが怖いのである。

例えば結婚したとして、
結婚したらどんな感じなんだろうと夢見ていたのに結婚した途端「なんだこんなもんか」なんて思うかもしれない。

例えば理想の仕事に巡り会いたいと思って夢見ていたのに、いざ希望の職業についても「結局つまらないな」なんて思うかもしれない。

こうやって考え出すと止まらない。
これはある種の蛙化なのかな…?
人生に蛙化したらそれこそおしまいな気がするぞ。

一生夢見て生きていたいだけなんだけど、
世の中の声風に言うなら「現実見ろ」ということなんだろうか。

現実なんか直視したら目が潰れるだろうが!笑


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