失敗するしか成功はない。
失敗するか失敗しないか、二択があったとき、あなたはどちらを好みますか?90パーセント以上の人は、「失敗しない」方を選ぶと思うのですが、実はこの時点で勝負事で言えば敗戦濃厚なのです。なぜか?※画像の本とは関係ない話です、すみません。
何かに成功するためには、失敗が必要なことはほとんど誰しもが頭では理解していると思います。
しかし、なぜか私たちは、
失敗を恐れます
企業改革や改善などの現場で、「どんどん失敗しろ、失敗を恐れずにチャレンジしろ、失敗こそが成功のもとだ」というような話は何度も何度も聞かされていて、頭では理解していても、
失敗したくない
という意識が根強いように思います。これは私の予想ですが、日本は、
ミスしないことこそが最も大切
という社会の風土、圧力、もしかしたら敗戦以降のGHQから意図的に仕組まれた空気、そういったものがあまりにも強いからではないかと思います。
例えば、海外の投資家は「投資先には、一度事業に失敗している方を好む」という嘘みたいな話を聞いたことがありますが、どうやら本当らしいのです。一度失敗している方が、その反省を生かして次で成功する可能性が高いという判断になるようです。
でもこの考え方、
真実すぎますよね?
よくよく考えたら、事業などという大それたことでなくて、日常的なことだって
ほとんど全て最初は失敗してますよね?
例えば料理、初めて作って見事なハンバーグなんてできますか?そういう天才もいるのでしょうが、ほとんどの人は最初の数回は失敗してその後諦めず改善していった結果まともなハンバーグになりますよね。
例えば勉強、自分のやり方で最初からうまくいってトントン拍子に東大なりハーバードなりに行っている人っていますかね?試行錯誤(トライアル&エラーの積み重ね)の末に最適解を見つけられた人たちがよい結果を出しているのではないでしょうか?
例えばマイケルジョーダンの名言、
"I’ve missed over 9,000 shots in my career. I’ve lost almost 300 games. 26 times I’ve been trusted to take the game-winning shot and missed. I’ve failed over and over and over again in my life. And that is why I succeed."
「私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ。」
こんなの飽きるほど聞いたことがあって聞くたびに感心していると思うのですが、我々は本当に真の意味でこういった言葉の意味が心に残っているのでしょうか?
失敗するか失敗しないかの二択があったら、
迷わず失敗する方を選んで、その後成功の戦略を立てる。まず失敗してみる。
バカみたいな話ですが、
・失敗を渇望する
・失敗してもいいと腹をくくる
・辞めない限り失敗という結果はそもそも自分の人生には存在しない
自分が納得するまでやる気持ちがあるのであれば、こういったメンタリティーで取り組んだ方が人生が楽しいと思うのですが、どうでしょうか?
失敗は恥
ではなくて、
失敗しないで成功しようとすることは恥
と私は考えています。
失敗するしか成功しない。成功に固執する必要もないとは思いますが、自分の目標に到達するまでの道のりでの、失敗に見える現象は、全て成功に近づいている証拠くらいのノリで気楽に行きましょう、生きましょう。死ぬ直前まで失敗だらけでも、その失敗の一つ一つが後に続くどこかの誰かの役に立っていると考えてください。そうやって人は影響し合い変化して命はここまで繋がってきたのだと思います。