寝る前の脳の体操(ネットワーク編)
※これはただの駄文です。誤った情報が混ざることが多々あるため、決して内容を鵜呑にしないでください。
NASのストレージをSSDに変更しても体感あまり変わらなかったと言う記事を見かけた。
ちょうどいい機会なので、どのような状態が想定されるかを考えてみようと思う。
先にボトルネックになりうる数値を洗い出しておく
ネットワーク1Gbps:1024Mbps=128MB/s
SSD(SATA)6Gbps:6144Mbps=768MB/s ただし接続形式の関係上、実行速度は600MB/sが限度
HDD :平均50-120 MB/s これはディスクの書き込み位置等によって大きく異なるため、あくまで目安。
①PCもしくはNASのLAN端子が100Mbpsのものだった。
これはあまり考えられないがありえないことではないと思うが、速度のボトルネックとしてどちらかのネットワークの設定がおかしいというのは大いに有り得る。
ケーブルが古かった、チップセットのドライバが古かったで速度制限がかかったことは何度も経験しているからだ。
②HDDが実はRaid0になっていてシーケンシャルリードに差がなかった。
https://note.cman.jp/server/raid/speed/raid0/
こちらのサイトを参照するに、理論値ではあるがディスク4本でSSDの書き込み速度に追いつく。
そう考えると、SSDの接続によっては速度に差がなかったは決しておかしい話ではない。
むしろDBからのデータ読み込みによってはHDDのほうが早いということが昔あった。
③1GbpsネットワークだとそもそもSSDの速度の恩恵を得られない
これが一番可能性が大きい。上の理論値を見ていただくとわかるが、ネットワークの理論値が128MB/sで頭打ちになる。これはSSDの速度の3分の1以下にあたる。
これでは体感できるほど早くなることはないように思える。
PC本体であればOS起動時のディスクアクセス数の軽減、及びデータ伝達速度で恩恵は大きいが、いざネットワークドライブとなるとSSDに変えるには見直さなければいけない部分が多いように思える。
…表がないと、こういう解説は読みにくいなあ。