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IRR 重要だけど、わかりづらいヤツ

当たり前ですが、不動産投資の評価は売却して初めて確定します。
キャッシュフローが出る物件を選んで、毎年そこそこ出ていても、売却時に大赤字ではいい投資とはいえないですよね。

買って何年か運営して売却した結果、その投資がどれくらいいい投資だったのか?
その評価の指標がIRRです。
内部収益率とか全期間利回りとかとも言います

これを算出するには、投資額、毎年のキャッシュフロー売却益のすべての数値が必要です。
実際の手出し額に対してどのくらいの利回りで儲かったのか?
これを把握すれば、他の投資(例えば株式投資)などとその投資効率を比較するには有効です。

でも、物件を売却したあとでこの投資の評価をしたところで、どのくらい意味があるのでしょう?
次の投資に向けて参考くらいにはなりますね。
できれば購入時にこれが想定できれば失敗のリスクを減らすことが可能だし、その投資に資金を振り分ける価値があるか否かの判断材料になるでしょう。

当然ですが、購入時には投資額は分かっていますが、毎年のキャッシュフローがどのように推移するかはわかりません。
何年後かの売却益はもっとわかりません。
そもそも、これが正確にわかれば苦労はないですよね。

でも、これはある程度想定することは可能だと思っています。
周辺の類似物件の募集家賃は調べることができます。
あと、周辺の類似物件の売り出し価格も調べることができます。
購入物件が築10年でしたら、現在築15年の物件を見れば5年後の想定家賃や売却価格はある程度想定できるはずです。
これらのデータを利用すれば、ある程度のレポートは作成できます。
現に「不動産テック」企業と言われている会社のいくつかは、AIを使ってこの部分にチャレンジされているようです。

私もここは投資家さん支援のためのキーだと考えています。

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