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大学院で学んだのは専門分野だけじゃない!理系大学院を卒業後、営業で働くスタッフにインタビュー!
みなさん、こんにちは!!
ヤッホーブルーイングのポスポス(弊社でのニックネーム)と申します。
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ヤッホーブルーイングは、「ビールに味を!人生に幸せを!」をミッションに掲げ、”よなよなエール”をはじめとした様々なクラフトビールを製造販売している会社です。
私は、2021年の4月に新卒で入社し、同年12月からモチベーションブルワーズというユニットで人事・採用のお仕事をしています!
今回は、ヤッホーへの入社理由や今までやってきた仕事内容、入社してよかったと思えることなどを、新卒スタッフに聞いて記事にしました。
インタビューしたのは、国立大学院を卒業し、大阪の拠点立ち上げにも携わり、現在東京営業のメンバーとして大活躍している「きょんぴ」!
お話が聞けるのが楽しみ!
スタッフ"きょんぴ"にインタビュー
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~ポスポスの偏見が入った紹介~
きょんぴ(由来はお名前からで、学生時代に働いていた居酒屋で店長さんにつけられたニックネームが気に入り、ずっと使っているそう。)
東京大学大学院 農学生命科学研究科を卒業後、2017年4月に新卒で入社。現在は大阪営業所で働く二人のスタッフのうちの一人ですが、拠点が離れているとは思えない身近さを醸し出している、社内の人気者です。オンラインでスタッフとテレビゲームをして遊んだり、私は入社してすぐ、なぜか朝日が昇るまでオンライン飲み会をしていたこともありました。オンライン交流の達人ですね。このインタビューもオンラインです。
ヤッホーブルーイングに入社したワケ
――きょんぴ!お時間をいただきありがとうございます!早速聞いていきたいのですが、きょんぴはどういう理由でヤッホーブルーイングに入りましたか?
OK!何でも話す覚悟で参加してるよ(笑)。
色々あるけど、大きく分けると二つで、一つはミッションに共感したから。
もう一つは人。こういう人と働きたいと思ったのが大きな理由だね。
ヤッホーブルーイングのミッションは「ビールに味を!人生に幸せを!」。ビールにバラエティを与えるっていうところが自分のやりたいことにかなり近いなって思ったんだよ。
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学生時代はなにになりたかった?
――きょんぴのやりたいこと……詳しく聞かせてもらってもいいですか?
僕は大学院生の頃からクラフトビールにはまり始めたんだけど、楽しめる仲間が周りに全然いなくって。大学にもビール仲間がいなかったから、ビアパブで一回りも二回りも年齢が上の人たちに教えてもらいながら飲んでたんだよね。
どうしてこんなに面白い飲み物なのに、多くの人が知らないんだろう?これはあくまで個人的な感情だけど、もっと色々な人にクラフトビールを知ってもらって、大勢の人が楽しさに気づいた方が絶対楽しいのにな~って思ってたんだよ。
そんな中、コンビニで気軽に買えるクラフトビールを出しているヤッホーの製品を見て、「ああ、この会社の人たちは確実にクラフトビールの世界を広げている人たちだな〜」ということを感じていたな。
そういう、自分が好きなものを知ってもらう仕事はいいな、やりたいなという感覚があって、ヤッホーがやっていることと自分がやりたいことが密接というか、一致していたんだよね。僕は「世界中の人を幸せにするんだ!」とか大きなことは考えられていないけど、少なくとも自分が見えている範囲の人には楽しくあってほしいなっていう想いがあって。ヤッホーはクラフトビールをきっかけにビールファンを明るく楽しくしようとしているのが分かって、自分の考えと近いなって感じた。
――すごく強いビールへの想いを感じました!いいですねえ。二つ目の人っていうところについても教えてください。
うん、面接とか採用セミナーでいろんなヤッホースタッフにあって、面接のたびに「この人たち一緒に働いたら楽しそうだぞ!」って感じる人に会えたんだよね。それがすごくおもしろくって。
掲げている理念や対外的に発信している文化は、会社のトップ層の人だけが言ってるわけじゃなくて、現場レベルの人も同じ気持ちで日々お仕事をしているんだっていうのがわかって。ヤッホーの人たちと働いているのが入社前からイメージできたんだよね。
――ヤッホー入る前は、ヤッホーに入ったらどういうお仕事がしたいと思っていましたか?
ああ、入社前は醸造とかに興味があったかな。僕が学生時代に勉強していたのって、酵母とか麹、微生物の研究だったので、醸造に直結するような内容だったんだよね。
自分が専門的に学んだことが活かせるという意味でも、向いているんじゃないかなと思った。実際にバラエティをつくっているのは醸造のメンバーだと思っていたのもある。それに、業務をしたことはないけど、麦酒品質改方(品質管理や製品の検査をしているユニット)の機械がどんな使い方をするのか、どういう機能があるのか、多分わかると思う(笑)。そのくらい専門性の高いところにいたからね。
――そうだったんですね!今きょんぴは営業職ですが、学んだことと全然違うことをしていることに対して感じることはありますか?
そうだなあ、学生時代に学んだことを直接活かせていないのは勿体ないなと思うこともあるね。
でも大学院生って、専門領域について、自分だったら醸造や微生物学についてだけど、そういうことについて学んでいることも勿論あるんだけど、論理的な思考力やプレゼンの力、データを扱うスキルについても沢山学んでいるんだよね。
例えば僕は、大学院にいた頃が人生で一番プレゼンをしていた時期だと思う。今営業の仕事でお客さんの前でプレゼンをする時とかに、人前で話す力を身につけたことが活かされているなと思う。
そんな感じで、醸造の領域じゃなくても発揮できていることもあるから、学んだことを活かせていないわけじゃないなと。
――それって、学生時代に「これは社会人になったら活きるぞォ~!」と思いながら身につけていたスキルなんですか?
いやいや!そんなことは微塵も思ってなかったよ(笑)!だからその当時は、大学院でやっていた専門領域の研究を活かせるように、食品メーカーの研究職ばかり受けていたな。でも、社会人になってからわかったことだけど、今一生懸命やっていることが活きるとは思ってなくても、後々活きてくることってあるからね。
食品メーカーの大きな会社からの内定もいくつか頂いていたけど、最終的には自分のやりたいことと天秤にかけて、ヤッホーを選んだかな。
ほかの会社の研究職は自分の研究が活きるという点でやりたいことに合致していたけど、それ以上にビールに対するこだわりが大きかったからさ。だから最初に言ったように、ヤッホーを選んだのは人の部分とビールについてが大きかったという感じ。
入社前に心配していたことは?
――そうだったんですね。すごく強い気持ちでヤッホーへの入社を決めたようですが、入社前に不安に感じることはありましたか?
ん~~正直ねえ、あんまり覚えてないな(笑)。
ああ、でも、生活に関することは少し不安だったかも。大手メーカーに比べると全体的に給与差がありそうだし、ヤッホーの発揮行動に応じた実力評価による報酬制度についても、実際のところどうなのかな~という不安はあったかな。
それについて、反対まではされていないけど、「ちゃんと考えたか?」っていうのは親に聞かれた(笑)。「小さな会社だとお給料が少ないだけじゃなくて、生活に関する補助が少なかったり、会社から受ける支援は大手からもらえるものと比べると差が出るよ」と言われたな。
ただ、個人的には内定が決まってからは楽しみな気持ちやワクワクの方が勝っていたんだよね。ああ、自分はクラフトビールの世界に行けるんだと思って、より一層ビールを楽しみながら入社を待っていた思い出がある。
それに、大学の人に限らず周りの人と話すと、「自分の好きなことをそのまま仕事にできているのは羨ましい」と言われるな。
「好きなことを仕事にする働き方って良いよね!」と思っている人たちは結構いる感じがするけど、実際そういう働き方をしている人って少ないからさ。僕はそういう意味では、圧倒的に毎日楽しく仕事をしていると思うな。
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笑顔がステキです!
――ありがとうございます!では、入社してからどんなお仕事をしているか教えてください!
入社後最初は「よなよなエールFUN×FAN団」という、ファンイベントの企画運営など、ファンの方とのコミュニケーションを通じてもっともっとヤッホーブルーイングのビールを知ってもらおう!好きになってもらおう!という活動を担当するユニットに配属されたんだよね。
僕が配属された当初はユニットの業務としてSNSの運用や販促の企画、ブランドに関するプロモーションなんかも担当していたから業務は多岐にわたっていて。
当時の僕はFacebookの編集長とYoutube、「よなよナイト」っていうオンラインイベントをずっと担当していたかな。
~ポスポスのメモ~(よなよナイト)
チャットを通して視聴者のみなさんとゆる~く繋がり、生放送でヤッホーのホットなニュースをお届けする公式オンライン飲み会番組。今日のビールのお供にアーカイブのご視聴はいかがでしょう?下記から見られます!
その時期は、「ファンのみなさんは何故ヤッホーのことを好きでいてくれるのか?」ということに興味があって。マーケティングの活動というよりかは、クラフトビールの輪を広めていくためにどういう要素が必要なのか幅広く理解を深めていたような感じ。顧客理解を深めるプロジェクトでマネージャーを務めて、ファンのみなさんと一緒にヤッホーのこれからについて考える会を開いたりして。この当時の経験のおかげで、僕は「ファンのみなさんがどう思うか、どう感じているか」ということを敏感に感じ取るようになって、何か発信するときや、記事を出すときに「その言い方はしない方がいいよ」「このタイミングで言わない方がいいかも」ということを伝えられるようになったと思う。
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――そうだったんですね。そのあと、大阪営業所に配属になったんですよね。
そうそう。「ダイキチ」という名前のユニットで、主に量販店さんに対する営業をしてる。ヤッホーに入ってからは一つのことをプロフェッショナル的に経験したいというより、色々経験したい気持ちが強くなって、新しい場所と環境で、何か新しいことをしてみたいと思っていたんだよね。
ダイキチでは、大学院で学んだプレゼンスキルや前のユニットでお客さんへの理解を深めたこととか、今までやってきたことがすごく活きている。
例えば、ずっとオンラインイベントを担当していた知見を活かして、流通のお客さん向けに楽しんで勉強できる会を開いたりしたなあ。「ヤッホーの取引先もファンになってもらう」という考え方が僕の中にも最初からあったので、今までしてきたことが全部繋がって、ダイキチでも楽しんで働けています!
――いいですね〜!きょんぴの人生がわかって、ドキュメンタリーを見ている気分になってきました。プロジェクトは何か参加していましたか?
(記事執筆当時)二つのユニットを経験してきたけど、それらの業務に関わらず、経営理念に関するPJには積極的に関わっているね。経営理念に関するプロジェクトは参加すればするほど解像度や理解度が上がって、刺激がもらえるんだ。
僕はヤッホーの文化や理念に共感して入ったけど、「文化や理念はてんちょ(弊社代表のニックネーム)や他の誰かが考えたもの」だとは全く思っていないんだよね。誰かが言ったことに共感しているわけじゃなくて、自分の言葉だと思ってるくらい。
だから、経営理念の一つ、「ガッホー文化」の文言をアップデートしようというプロジェクトが動き始めた時に、「僕を抜かして話してもらっちゃあ困るよ!」とまで思った(笑)。
一般的には経営理念って会社のトップ層が考えて掲示されているようなイメージがあるけど、ヤッホーのいいところはそれを自分たちで考えられて、実際その議論に参加しなかった人に対してもプロセスが開示されているところだよね。
~ポスポスのメモ~(プロジェクト制)
興味関心や課題認識があることについて、有志のメンバーでプロジェクトを立ち上げ、企画実行・解決することです。
内容は、ユニットの業務に関することでも、全く関係ないことでもOK。メンバーも、基本的には公募で集め、終わったら解散します。ヤッホーでは、個人が持つお仕事の2割はプロジェクト活動に当ててほしいと考えています。
きょんぴの話に出てきた「ガッホー文化の文言をアップデートするプロジェクト」についても、下記noteに記載しています。(さっきも載せましたが)他にも経営理念のことが書いてあるので是非!
入社してよかったコト
――おっ今、ヤッホーのいいところって話が出ましたね!(笑)きょんぴが入社して良かったと思えることについても聞きたいです。
最初に話した、入社への志望動機がそのままヤッホーに入ってよかった理由だね。入社してからもギャップはなくて、楽しく働けているな〜。日々ビールに関われる仕事はいいなって思えるし、営業の仕事もクラフトビールの世界を広げている実感があるのですごくやりがいがある。
あとは、ヤッホーの文化の中で働けるのがいいんだよね。こういうところで働きたいと思える感覚と、ヤッホーの文化が合致しているというか。
――ヤッホーの文化って色々な側面があると思いますが、具体的にはなんでしょうか?
個人的には、ダントツで「フラット」な組織だね!僕は「フラット」は素晴らしいと思っているんだよね。
もともと学校組織のような考え方が好きじゃなくて、体育会系のような上下関係は本当に意味がないと思っていたんだよ。尊敬とか信頼の上での上下関係はいいと思うけど、ただ入社年次が早いからとか、年齢が上だからとかそんな理由での上下関係は嫌いで、社会に出てからもこういう組織にいるのは嫌だなと思っていたんだよね。
ヤッホーでは、UD(弊社の管理職)であろうと、てんちょであろうと、対等に意見が言える。上下っていうより誰でも関係なく意見が言い合える関係性ってすごくいいよね。
フラットな組織があるからスタッフ同士の切磋琢磨にもなるし。そういった人間関係を強化しようとして、ヤッホー全体でチームビルディングに力を入れているのも納得感がある。
あとは、「ビール市場にバラエティを提供する」っていうミッションがあるからなのか、「個性を大事にする」という社風もあるよね。それぞれの個性を伸ばして働く、「知的な変わり者」っていう考え方があるからなのかなとも思うんだけど。
世間では「多様性」という言葉だけ独り歩きして、多様な考え方を大事にしなきゃ!尊重しなきゃ!って思う人が多いような感じがしているけど、ヤッホーでは文化・価値観レベルで多様性が当たり前になっている。
なんか、「多様性を大事にしています・尊重するために意識しています!」っていうのとは、違うような感じがするんだよね。根付いているというか。一般的に、男女とか年齢で区別されがちなところが、ヤッホーではほぼ無視して会話ができるのがいいところ。
そうそう、それで言うと、僕がてんちょの記事で好きなものがあって。リンクはこれなんだけど……。
――お、載せますね!こちらです。
この記事では、「女性活躍」の文脈で、てんちょが話をしているんだけど。
ポスポス、女性議員連盟の方から質問を受けたてんちょが答えているこの部分見て!
女性比率も分かりません。多分女性スタッフの方が多いんじゃないですかね?笑
僕、ここの部分すごく好きで。「女性の管理職比率を上げよう」とか、「男性の入社スタッフを増やそう」とか、全く思っていないと思うんだよね。
女性だけ、男性だけを活躍させるのは平等じゃなくなるし、男女とか関係なく、活躍できる人が増えて欲しいと思っているはず。人の違いなんて当たり前だから気にしなくていいよねっていう考え方。こういうところも自分の価値観と合っているって感じるところだな。
多様性ってなんなのかを考えるときに、てんちょの考え方はすごく参考になるよ。
――確かに、私も共感できるところです!では最後に、就職活動で悩んでいる学生に一言頂けますか。
この年になって思えるようになったことだけど、やりたい気持ちを最優先させた方が、結果幸せなんじゃないかと思う。
やりたくないことやってても、やりがいを見出せないまま働くのって疲れちゃうんじゃないかなと。
まあでも、僕と同じような境遇の、院を卒業する学生に絞って話をすると、専門性を活かして働きたいというのもわかる(笑)。
でも、これだけは言っておきたいんだけど、学生は専門的なことだけ学んでいるんじゃないんだぞ!ということ。
今まで学んできたものがどう活かされるか正直やってみないとわからないし、人とのコミュニケーション能力や数字を扱うスキル、論理的思考力とかの普遍的なスキルは間違いなく活きるよ!
というわけで、何かしら活かされるから、やりたいこと優先したらいいんじゃないかなと思います!
――本当にそうですね!きょんぴ、アツいお話聞けて良かったです!ありがとうございました~!
さいごに
インタビューは以上です!ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
これを読んでくださった方に気持ちが伝わって、新しくヤッホーの仲間になりたいと思ってくれることを願っています!!
次回もぜひご覧ください。
おたのしみに!
ヤッホーブルーイングの採用最新情報は下記からご覧いただけます。
https://yohobrewing.com/recruit/