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選ぶことと選ばれること〜阿賀北NJよもやま話

現在、審査中の身である。
破産でも離婚でもなく「阿賀北ノベルジャムグランプリ受賞式」を待っているだけなのだが、これが意外と心身によろしくない。

さっさと捌け〜と「まな板の上でビチビチ跳ね、ついでに料理人に文句を言う鯉」気分。

そんな時に関連企画として「バッテンガールスピンオフ企画💕」を実行した。
クモハがちょろりと口にした思いつきを「チームあがっと」の編集者、波野氏が面白がってくださり、チーム協賛企画として推してくれた。
スケジュールはこんな感じだ。

【スケジュール&要綱】
❤️募集開始 2/3 (水)
❤️締め切り 2/21(日)
*エブリスタ原稿最終回 2/16(火)
❤️発表 3/14(日) ホワイトデー
*阿賀北ノベルジャムグランプリ発表 3/21(日)

募集開始当時は「こんな企画に乗ってくれる人はいるのだろうか」とひたすら不安。
それが一人投稿、二人投稿してくれて、一時伸び悩んだものの最終的には九作品で争う結果になった。
誘い合って盛り上げてくださった皆様には感謝が尽きない。

しかし、クモハの悩みはまだ終わらない。
3/14(日)の発表前にはかなり悩んだ。その中で気づいたことがある。
まず、選ぶ際には「基準」が必要だということ。
そして「基準は明示された方がよい」ということ。
なので「選考のポイント」をリストにしてみた。

【選考のポイント】

・清紫の事実に基づいた関係性が、最低限押さえられている。
 年齢の差、宮廷での地位(彰子、定子に仕える)など
・両者の間に双方向的な感情がある
・実際に会っている方がより良い
・華乃らしい作品である

リスト化してみると、クモハが直感的に「これを選びたい」と思った作品が、リストとどれくらい合致しているかはっきりした。
逆に「文章が美しい」など高評価できる点はあっても、なぜか選ばない作品には、総じて合致が少ないことがわかった。

結果についてはこちらの記事を
【結果発表です】「バッテンガール」スピンオフ企画💕

結果を発表する時にもドキドキした。
この作品を選び、あの作品を選ばなかったことで誰に何か言われるのではないか、とあらぬ妄想が膨らんだ。どんだけ! どんだけ小物!

はい、そんなことはありませんでした!

さて、「阿賀北ノベルジャム」の話に戻る。
今度は立場が逆になる。
選ばれる方になる。
選ばれる/選ばれないの軸に乗るのは楽しいだけじゃない。
だけど
「阿賀北ノベルジャム」の運営さんたちにも色々な基準があるのだろう。「阿賀北地域」の事情もあるんだろう。
だからさ、任す。
結果はどうでも、クモハは先に進むよ。

そして、創作者は機会があったら「選ばれる側」ではなく「選ぶ側」になってみることを強く強く勧めます。
選ぶ側の気持ちが少しわかるし、
「選んだ作品のどこが自分に刺さった」かを理解できると、
「本気で狙う時に刺しに行くポイント」があることもわかる。
いつか、何かを狙う気になった時にきっと役に立つはず。
旗を振るのは勇気がいるけど、振ってみれば応援してくれる人のありがたさもわかる。

ぜひ、オススメします。



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