それなりに映画好きな僕が選ぶ映画ベスト20(ぐらい)!in2020 ②
〜前回までのあらすじ〜
映画100選を書こう!と意気込んで始めてはみたものの、オススメしたい映画が100個も思い出せず、結局20個ぐらいをベスト版として出すことにしたyohjihonda。しかし第1位の映画が好き過ぎたためについつい語り過ぎてしまう。
失われていく集中力、上がらなくなる腕、、、
疲労困憊に悶えたyohjihonda。ついに彼は禁断の果実に手を出す、、、そう「明日やればいいや」だ。
結果、見事に翌日に出すことができなかったyohjihonda。
しかし、映画大好きっ子ちゃんな彼は、再び筆をとる。きっと、きっと誰かが記事の続きを待ってる、、、
〜あらすじここまで〜
さて、前回の続きである。
yohjihondaが選ぶ、歴代最強スペシャル最強映画ベスト20(ぐらい)の最強ランキングの発表だ!最強だぜ!
第2位 「ハングオーバー!」[The Hangover] (コメディ)(点数: 5.0)https://youtu.be/wD15AXf-Nno
説明不要の名作。
全世界を震撼させた最強コメディ。
これだけは観てほしい。ぜひ死ぬ前に観てほしい。最悪死ぬ直前でもいい。病院のベッドでブルーレイで観てほしい。
僕がこの映画に出会ったのは、大学3年生の頃だったと思う。
大学3年生、それは青春の1ページ。
ピッチピチの21歳だったyohjihonda少年も、ご多聞に漏れず青春真っ只中だった。
常に何かを探し、何かを求め、満たされない感情を、説明できない激情を、向ける矛先を探していた。
自分とは何なのか、何者なのか。人生とは何か、生きるってどういうことなのか。
感情ってなに?共感ってどうしたらいいの?思いやり?友情?恋愛?これが愛ってことなの?人間?人間、、、ニンゲン、、、スキ、、、ニンゲン、、、クウ、、、
「自分探し」という言葉が世間的にも流行っていた時代に、真っ正面から自分探しをしていた。
特に、将来について、自分の進む道について、日々自分がやるべきことについて、、、常に「正解」を探していた時期だったと思う。
きっとこの世の中には「正しいこと」があって、「正解」があって。その「正解」を引くことができたなら「成功できる」はずだと考えていたあの時期。
実際には、この世には「事実」ですら、状況によっては存在しない、なんて。思いもしなかったあの時期。
時期としてもまさに周りは「就活」を始めていた時期だ。将来の道を決定していく同級生達を横目に、yohjihondaは喘いでいた。
決まっていたことは一つだけ。「就活」はしない。というより「就職はしない」ただこれだけは決めていた。
しかし他に当てがあった訳でも、コネがあった訳でもなく、ただただ、満員電車で毎朝会社に通うサラリーマンになりたくなかった。
そう、シンプルに「ゴネていた」のである。20週遅れぐらいでやってきた「イヤイヤ期」である。サラリーマンになることを「イヤイヤ」していたのである。
そんな思春期100%、イヤイヤ期200%、史上空前のモラトリアム、青春の1ページどころか、見開きセンターカラーだったyohjihonda少年は、ある一つの映画に出会い、思想をぶっ壊されることになる。
これが世に言う「第一次yohjihonda思想ぶち壊れ大戦」である。
この映画に出会ったことで、僕の人生は狂い、、間違えた、輝き始めたのである。
もともと、僕は思想が少し世間とズレた人間である(そう、自覚はあるのだ)
嫌な人生を生きるぐらいなら死ねばいいと思っているし、ある程度、楽しければ人生何でもいいと思っている。
その思想自体は、幼い頃からの読書で培われたものであると思っているのだが(読書とは一体)、しかしとは言っても、世の中の大人はみんなとてもまともである。少なくとも、当時の子供の僕からはそう見えた。
みんなちゃんと仕事をしているし、生活もできている。もちろん、本や映画では人格破綻した、生活力のないような人間も見ていたが、そういった人間はやはり、映画の中では特殊な人間として描かれていることが多く、一般的な大人の人は、みんなちゃんとしているんだな、とずっと思っていた。
だからこそ「大人になんてなりたくない」なんて、モラトリアム教の聖書の1ページ目に書いてありそうな言葉を、平気でのたまっていた訳であるが。
さて、ここでようやく映画の紹介に入るのだが(長い)、この映画の主人公は4人の「大人」である。
確かに、ひとり「チャイルディッシュ」な奴が一人混じってはいるが、基本的に他の三人は、結婚していたり、仕事をしていたり、いわゆる「まともな大人」として描かれている。
そんなまともな大人のうちの一人が結婚をするということで、「バチェラーナイト」をラスベガスですることになる。
「バチェラーナイト」とは、海外の文化で、新郎が独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティーのことである。
独身最後、ということで、ストリップだったり、いわゆる男同士でしかいけないような遊びの場に繰り出して騒ぐ、みたいなパーティーらしいのだが、そのパーティーしようぜということでラスベガスに出かけていく主人公たち。
あらすじをザックリというと、その夜はみんな記憶を飛ばし、起きたら仲間の一人がいなくなっていて、残りの三人で仲間を探してラスベガスを飛び回るっていう話だ。
あらすじだけ見ると、ふーんなるほどね、って感じなのだが、その記憶のぶっ飛ばし方が最高なのである。
仲間を探して手がかりを探っているうちに、どんどんと明らかになる昨日の出来事。その一個一個のエピソードが全部ぶっ飛んでいて、最高に笑える。
観終わった瞬間に「あ〜俺はこういう生き方がしたいんだな!」って、バチッとハマったというか、進みたい道はこっちだな!ってわかったというか。
人生こんな感じで楽しみたいんだなって、心の底から感じさせてくれた、気づかせてくれた映画だった。
いま自分が主催(?)している「センベロ」という飲み会があるのだが、その構想というか、根っこの部分は、この頃からすでにアイデアとして浮上していたんだと思う。
「みんなで集まった飲み会で盛大にバカをやる」というのを「やりてぇ!」と本気で思ったのは、この映画を観てからだった。
というか「あ、大人になっても、こんなにふざけた生き方してもいいんだな」って、思わせてくれた映画である。
実際は、登場人物達のほとんどは、まともに働いて、まともに生活している人ばかりではあったのだが。
「俺もこうやってふざける仲間がほしいな」と、切実に思ったことを覚えている。
言い換えれば、この映画は「センベロ」のバイブルと言えるかもしれない。今日からこの映画を経典としたい。
ちなみにこの映画は続編が3まで出ていて、番外編的なものに「デュー・デート」という映画もある。そちらも、もし1が面白ければ、さらって観てほしい。
全部面白いから。
そして、この映画を観た後に、「こんな飲み会、私もしたいなあ」なんて思ったら、ぜひ連絡をいただきたい。僕も、心の底からそう思っているから。
さて、毎度毎度で申し訳ないが、熱くなって書きすぎた。
完全に寝る予定だった時間をオーバーしているので、第3位以降は明日にさせてほしい。
ちなみに、第3位以降はそこまで長くならないはずだ(保証はしない)
ということで、みんなはこれからハングオーバー!を観なければいけないだろうから、ここらで一旦ドロンしたいと思う。
現場からは以上です。