スマホすごい。
人生は日々の繰り返しだ。
明日なんてものはなくて、「今日」の繰り返しだ。
時間は誰にも平等で、今からの1時間と、午後18時からの1時間も、まったく同じ1時間である。
人生を良いものにしたいのなら、今、この瞬間から動き出すのがよい。
「明日やろうは馬鹿野郎」なんて言葉もあるけど、
明日なんてないんだから、今からやるしかないって話だ。
「明日って今さ!」
ってね。
また哲学的な始まりになってしまったが、いま僕は大阪に来ている。
とは言っても、実家が大阪にあるだけで、ただ実家に帰ってきているというだけの話だ。
実家に帰ってくるたびに思うのは「人の人生は日々の時間の使い方で決まるんだな」ってことだ。
いつも、毎回、改めて感じる。
実際、人の人生や生活って、大まかにまとめガチだから、その違いに気づきづらいことが多いと思う。
何が言いたいかというと、各個人でのレベルで見ると、AさんとBさんは日々全然違う毎日を送っていたとしても、人類という大きな枠組みだと、同じグループに入れられてしまい、僕らはその大きな枠組みで人を定義しがちなので、違いに気づきづらいって話だ。
余計にわからなくなった?w
ごめん、もうちょっとゆっくり説明させてくれね?
例えば、「大企業で勤続40年の真面目一辺倒な男性」と「バイトしながらフラフラしてる30代男性」も、〈日本で働いている男性〉というくくりだと、世界から見るとひとまとめであり、世界を例えば5種類に分けるとすると、同じグループに入れられるってことだ。
まあ、ようは何が言いたいかと言うと、大まかに言えば「毎日働いて給料をもらっている男性」だとしても、各個人間の普段の生活の細かい部分はびっくりするぐらい違うってこと。
昔から、親との生活では「時間感覚のズレ」を感じることが多かったのだけれど、いまそれは如実に増えてきている。
「え、何この時間」
って思うことが、あまりにも多い。
多少ならいい、ただただ、あまりにも多いのだ。
例えば、親との移動で電車に乗るとする。
そうすると、乗ってる間、喋っている間はまあいいとして、喋ってない時間、別に何もせずに窓の景色を見ているのである。
一体全体どういうことなのか。
しかしこれはまだ、理解しようと思えばできる。
まあ確かに、家族という知っている人が隣にいるわけで、そこでイヤホンなり、本を開くなりするのはちょっと違うかなって、そういう気持ちは理解できる。
僕ら若い世代はスマホがあるので、そういうタイミングで、本を開くほどではないけどスマホを触ることはできる、みたいな時間があることは理解できる。
しかし、である。
彼らは駅に向かって歩いているときの、喋っていない時間も、ただ景色を見ながら歩いているのである。
一体全体どういうことか。
「ただ歩く」ってなんですか。
どういう感情ですか?
ハイキング?
彼らレベルになると、駅までの道のりがハイキングなの?
わからない。
あたしにはわからないわ、、、
、、、まあちょっと言いすぎかもしれないが、時間の使い方の概念が全然違うのだ。
親戚の集まりが終わり、家に帰っきてからもそう。
朝起きてからもそう。
もう今まで散々書いてきたから知っていただいているかもしれませんが、僕の家は僕が子どもの頃、厳格なまでにテレビ禁止だったんですよね。
つけてあったとしてもNHKのニュース。
NHKのニュースが終わり、なんか違う番組始まった瞬間からスイッチオフ。
代わりにビートルズやらドアーズやらが流れ出す家だったんです。
それが今や、日曜日の朝からよくわかんないワイドショーがついている。
よくわかんないワイドショーが、よくわかんない福岡の町工場に出かけて、よくわかんない商品を紹介している。
つらい、見ているのがつらい。
拷問かというような番組である。
しょうがないから御飯を食べて、そそくさとリビングから逃げ出す。
しばらくすると、テレビのスイッチが切られた。
そうだよ、そうそう、我が家はそうじゃなくちゃ、
そう思った矢先、ラジオがつけられる。
関西ローカルである。
関西ローカルらしいMCが関西ローカルらしい話し方で関西ローカルの話をしてる。
くだらない、ものすごくくだらない。
女の人のTシャツから覗く二の腕の太さの話してる。
キツイ、かなりキツイ。
精神的にかなり追い込まれる。
頭がおかしくなりそうだ。
なんとか部屋で読書に集中しようとする。
なんとかしてくれ。
その汚い笑いをなんとかしてくれ。
関西ローカル感をなんとかしてくれ。
一体全体どういうことか。
いつから我が家ではテレビがオッケーになったのか。
一体全体、一昔前の刑務所のような厳しさはどこに行ったのか。
刑務所が懐かしい、、
「Mino-o Prison」に戻りたい。。。
これではっきりした。
我が家がテレビ禁止のプリズンだったのは、時間を効率的に使うことを子どもに覚えてほしいから、ではなく、
ほっといたらテレビばっかり見てるから、テレビ禁止にしたろ
っていう思いつきレベルの対処だったということが、、、
わかってはいた。
わかってはいたが、
ツライ。
悲しい。
そんな思いつきで、僕は友達との話題に全くついていけなくなったのである。
僕に友達がいなかったのは、もちろん僕のせいなのであるが、
共通の話題がなかったからっていうのもあったと思うんだよね、、、
いや、違うな。
やめよう、ネガティブに考えるな。
自分が根暗の引きこもりであることを親のせいにするのはやめよう。
とにかく、時間の使い方が違うっていう話だ。
その話がしたかったのに、愚痴みたいになってしまった。
なってしまったっていうか完全に愚痴である。
愚痴、よくないよね。
ということで、実家に帰ってきているわけであるが、スマホって便利ですね(急に?)
スマホがあれば何でもできる、って比喩みたいな使われ方で言われるけど、ガチで何でもできるよね。
遊びも仕事も勉強も、何から何まですべてスマホでできる。
Wifiさえ入れば、怖いものはない。
あるとすれば、関西ローカルのラジオぐらいである。
ラインで友達と会話して、仕事の状況を調べて、タイムツリーで予定表確認して、メールチェックして、Twitterでニュースみて、Kindle開いて読書、洋書読みながら知らない単語をwebで検索、、、
もう全部スマホ。
え、スマホすごない?
スマホってもしかして、大発明なんじゃない?
トイレの中でも移動中でも寝っ転がりながらでも触れるスマホ。
スマホすごいわ。
みんなもスマホ使ったほうがいいよ。
オススメ。
すごい楽しいから。
ほんま、こんな終わり方でごめんな。
でも梅田ついたからそろそろ終わるわ。
ほんま、スマホ最高やで。
現場からは以上です。