麻雀という名のメンタルゲーム。
麻雀。
それは可能性の追求であり、確率の神秘であり、メンタルコントロールの集合知である。
集合知ってなんだっけ。
とにかく、すごく楽しいゲームである。
麻雀を知らない人に麻雀を簡単に説明すると
「確率を駆使して最適解を探求しつつも、自己の力ではどうにもならない現象に対して、いかに自分の感情をコントロールするか」
というゲームである。異論は認めない。
麻雀は不完全情報ゲームと言って、自分には見えない情報が常に存在するゲームだ。将棋やオセロは自分のコマ、相手のコマすべてが常に見えている状態でのゲームだが、麻雀は違う。
見えない情報があるため、常にその情報を予想し、推測しながらゲームを進めていく。「絶対」がないゲームであるため、どうしても運の要素が絡む。
基本的に「こっちのほうが確率が高いよね」という論理で進めていき、最終的には運の要素に振り回され、ブチギレするゲームである。
確率からのブチギレ。確ギレのゲームだ。
そんなカクギレの性質上、どうしてもイライラする。なんでやねん!と思うことがしょっちゅうある。
全員◯ねばいいのにって思う。
しかし基本は確率のゲームなのである。常に確率による最適解の追求を怠ってはならない。感情に流されて「なんかわかんないけどムカつくからこっち!」などとやろうものなら、容赦なく負けていく。
負けたらイラつく、感情で動く、負ける、負けたらイラつく、感情で、、、
このスパイラルに陥るのである。怖い、なんて怖いゲームであろうか。
麻雀とはすなわちアンガーコントロールであり、自己との対話であり、人生の縮図である。
人生も、統計的に先人の教えや過去の事象を踏まえ、より自分の人生が良き方向に進むようにみんな努力している。しかし自分にはどうしようもない出来事が死ぬほど起こる。そのときいかに自分の感情をコントロールできるか。これが大切なのだ!
昨日は麻雀初心者の3人に麻雀を教える会だった。個人的にとても楽しかったし、みんな楽しかったと言ってくれて本当によかった。
これから3人には麻雀という人生に向き合ってほしいと思う。心理学の勉強だと思ってプレーしてほしい。遊びじゃないから。
何よりうれしかったのは、麻雀の後、友人の一人が「ヨウジは教えるのが上手いね」と言ってくれたことである。
うれちい。人に教えることは、自分なりに今まで工夫して頑張って来たことなので、褒められて素直にうれちい。
麻雀はジジイになっても一生できるゲームだし、誰とでもできるし、どこでもできるし、何より4人でやるという、人と一緒にやるゲームってのが楽しい。
自分のメンタルの浮き沈みをヒシヒシと感じることができる稀有なゲームだ。メンタルゲームなのである。
みんなもやろう、麻雀。
僕はとりあえず麻雀居酒屋を開く。
現場からは以上です。
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