【就職は大手かスタートアップか】新卒で銀行員だった僕が、なぜスタートアップを立ち上げたのか?
お久しぶりです。
GENNE代表の久泉です。今日は日経COMEMO主催の日経電子版に連動する意見募集企画が開催されると聞き、「就職は大手かスタートアップか」というテーマについて、投稿することにしました。
地銀出身でベンチャー立ち上げの経歴
まずは自己紹介。
19歳
僕は19歳の時にハイブランドファッションの販売事業を立ち上げました。その事業が成功したことで、「自分で事業を回せる」という確信を得て、この時に「新卒から3年以内に独立をする」という目標を掲げます。
2018年
独立をすると決め、まずは事業計画書や損益計算書(PL)や貸借対照表(BS)を読めるようになるため、2018年に新卒で滋賀銀行に入社を決めました。
実はその時、就職活動ではメガバンクや大手人材会社などからも内定をもらっていましたが、大学を卒業後3年以内には独立しようと思っていたので、必要なノウハウを得るために地銀に就職しました。
中小企業を主要顧客としている地銀であれば、スタートアップ企業が成長するために必要な経営や資金繰りの方法を学べると考えました。
そこで、他行よりも融資金利が高い地銀を選びました。高い金利で貸し出して、しっかりと利益を出しているということは、融資先に対するコンサルティング力が長けているに違いないと思いました。実際に、在職していた1年半で多くの知見を得ることができました。
滋賀銀行は本当にホワイトな企業でした。ボーナスも約55万が2回あり、残業は全くなく、毎日遅くとも18時には帰宅していました。財務関係や資産運用を学ぶことができるベストな環境だと今でも思います。
2019年
2019年、これから確実に成長していく領域としてBtoBマーケに興味を持ち、そこに携われるMAベンダーの株式会社クロス・オペレーショングループ(当時マーケロボ)に入りました。今のSaaS業界はリテラシーが高くないと運用が難しいですが、SaaSは脱属人化をすることでバリエーションが高まるため、手弁当になっている構築・BPOを展開している企業だと感じ、MAツールの開発・販売会社、マーケロボに転職を決めました。
企業のDXの国内市場規模(投資金額)はすぐに年間1兆円を超えると言われているので、MAでその0.1パーセントでも獲得できれば年商10億円が見えてくると考えています。
2021年
そしてその後、2021年2月に独立し、GENNE株式会社というマーケティング施策の効果検証やMAツールの設計・運用代行、インサイドセールスの組織形成をするベンチャー企業を立ち上げ、今に至ります。現在は7名のメンバーとインターン・業務委託先と共に本当に合ったサービスを適切なタイミングで提供し、マーケティング・営業・働き方の概念を変えるための事業を展開しております。
そんな経験をした僕の視点から「就職は大手にするべきかスタートアップにするべきか」についての意見を投稿したいと思います。
新卒生の就職先としては大手企業とスタートアップのどちらを選ぶべきか?
結論として、僕は大手企業を選ぶべきだと考えています。
なぜなら、中途でスタートアップに入社することはできても、大手に入社することは容易ではないから。
大手といっても、中途からでも入ることができる大手企業は新卒で入る必要はないと思います。新卒ばかりを採用して中途では入りにくいような大手企業に“新卒”で入社するという選択を、第一に希望するべきだと考えています。
尚且つ、自分が学びたいと思える企業を選べると、いいんじゃないかと思います。
僕はそのような判断軸で、当時新卒で地銀に入社することを決めました。
大手企業における「挑戦」とは?
大手における挑戦とは、いかに決裁権を持てるポジションになれるかどうかだと思います。任された仕事をただただ熟すだけでは挑戦とは言えません。そうではなく自分からクリエイティブに物事を遂行できるポジションになれることが挑戦に繋がると考えます。
また、大手で働くのであれば
このような疑問を持ちながら大手で働くことが大切だと考えます。
というのも、この疑問を解く本質的なものが見えてくるのは、働いている当事者だからこそできることだと思うからです。
「いかに働きやすく」「早く帰れるか」ということに対して、挑戦する方も中にはいると思いますが、僕にとっての挑戦とは「企業の歯車にならない」「自らが考え行動できる」「そのためのポジションにつく」それが大手で働く上での挑戦だと考えます。
スタートアップにおける「挑戦」とは?
スタートアップにおける挑戦とは「自分の会社が世の中を変える」という使命感を持つことだと考えます。
僕は、ただ個人で年収1000万を稼ぐだけなら簡単なことだと思ってます。それだけで満足できるのであれば組織にせず、個人事業主で十分です。
そうではなくスタートアップで組織を作るのであれば「新しい世界観を作る」ことにフォーカスするべきだと考えており、それが挑戦であると考えています。
社内外の文化や価値観を作るのがスタートアップの醍醐味ではないでしょうか。もちろん夢物語ではダメで、目先のお金稼ぎも組織を作る上で重要で、目先も見ながら中長期的にどのように世界観を作っていくか、考え続けるべきだと思います。
将来に迷う若者に伝えたいこと
自分が最終的にどうなりたいかという価値観や軸というは、そうそう変わることはありません。
そのため学生のうちに自分の「市場価値」や「長期的な目標」について考えたほうが良いと思います。
今後成長が見込めない分野や、すでに多くのライバルがいる領域で「常に求められる存在」になるのは、容易ではありません。
安定して高い収入を得るためには、ニーズが高く、かつ競合が少ない領域で勝負することが重要だと考えています。
そして、長期的に物事を見た時、自分がどのような組織・文化・世界観を創りたいのかそこに視点を向けるべき。
その目標を軸に、転職や就職などの人生の選択肢を選ぶことが目指すべき道なのではないでしょうか。
最後に
では僕はどんな世界観の文化を作りたいのか?
それは、長くなるので今度お話しできればと思います(笑)
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
僕が立ち上げたGENNE株式会社ではインターンや正社員で採用もしています。少数精鋭でバリバリベンチャーしてます。
興味がある方はこちらより、ご相談ください。
また、僕のTwitterもフォローしてくれたら嬉しいです。
今日話したような価値観についても投稿しています。覗いてみてください。
ではまた。
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