久しぶりにわくわくどきどきした話
住んでいる岩手県内も、お隣の秋田県、近頃頻繁にお邪魔している撮影地の山形県でもここのところの大雨の被害が大きくて、写真撮影どころではない状況が続いています。被害に遭われた方々には心からのお見舞いを申し上げます。
雨と雨の合間にカメラを持って近所を散歩するのですが、何しろ梅雨空ですから絵になりません。散歩道のお庭でひまわりを見つけましたが曇り空では今一つ気勢が上がりません。Photoshopに最近追加された機能の「空を置き換え」機能を使って、青空に変更してみました。タイトル写真にしてみましたがいかがでしょうか。
さて、シャーリングと言う言葉は、会社に入ったばかりの新入社員の頃、
仕事先の製鉄所で初めて聞きました。圧延したコイル状の製品から板状で出荷する場合に切断する作業工程を言います。
それ以来身近でシャーリングなる言葉を聞いたことは無かったのですが、タフティングを始めて、絨毯とかかわりが出来てから時々耳に入るようになりました。
上の写真は、https://odecafe.tohoku-epco.co.jp/article/576 オリエンタルカーペット株式会社さんのPR記事から拝借しました。絨毯の製造工程が丁寧に書かれていてとても面白いです。ぜひご一読ください。
自分でタフティングを始めてから、出来上がった作品の表面の毛糸の長さのばらつきが気になって、全体的にハサミで切り揃えますが、手作業では限度があり、動物用バリカン(一応タフティング用として売っています)を入手して使ってみたりもしましたが、こちらも部分的に深く切りすぎたりと中々思うようにはいきません。( バリカンの本来の使い方としては、絵柄の縁を少し深く切り抜いて絵柄をすっきり目立つようにするカービングという作業に使います。)
そのようにして情報を集めていると、中国製の絨毯用シャーリングマシンが目に入ってくるようになりました。ポータブルとありますのでDIY用と思えます。
様々な会社から売られているのですが、価格がまちまちで、8万円から12万円、よく見ると皆同じCP-1 と言う型式のようです。 高価な事と、同じ機種がこんなに価格がばらついているのは買う側からみると少し疑わしく思えます。
中国の国の人々のダイナミズムだと思うのですが、売れ始めると一気にいろいろな人が(会社が)同じものを売り始めます。おかげでタフティングガンは一気に値段が下がって入手しやすくなったり補修部品が変えるようになったりして嬉しい反面、今回のシャーリングマシンに値ごろ感が出るのには、まだ少し時間がかかると言うことでしょうか。
そんな感じで半年ほど情報収集していたところ、インドの会社が全く違うモデルを売っていることに気づきました。
両機種を比較するとシャーリングの幅がやや広い事、モーターが大きい事などからインド製が良さそうな事、価格もこちらが安い事などが決め手になりました。さぁ、どうしましょ!!
多分、いろんな会社が取り扱っている機種(CP-1)を、一番低価格な会社から、あるいはアフターサービスの確実な会社から購入するのが安心な気がするのですが、この時はきっと魔が差したのかも知れません。
https://nakshcarpets.com/products/shearing-machine-for-carpets-and-rugs-perfect-for-pile-height-smoother-nksm01
ポチリました。
と言うことで久しぶりにワクワクとドキドキの3週間でした。
二つほど問題を見つけたのですが、とりあえず何とかリカバリー可能なので、問題点を指摘して販売店の対応をみる事にしました。
この点で昨今の日英翻訳には大変心強く、大いに助けてもらいました。
サポートを依頼するメールを出したところで、相手の対応待ちです。
早速手持ちのラグで試し切り?? 少なくともザックリ深く切り過ぎる恐れはなく、予想した程度の刈り取りをしてくれるようです。
また、心臓部のカッターについては充分な精度と頑健さを持っているように思えます。
もう少し使ってみて、また感想を書きましょう。