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WxTechのアプリを使って新型コロナ感染者数と天気の相関を探ってみた(使い方解説付き)

 先日ウェザーニューズ社からリリースされた、天気xビジネスアプリを早速使ってみた。分析のネタは、東京都における新型コロナウィルスの新規感染者数と天気の相関性にした。

 結論は、アプリ曰く「相関関係のある気象要素はなかった」とのことだ。

 順を追って説明する。

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 さてこのアプリ、無料で分析できるデータ量は30日分で、1種類のみ。それ以上の大規模データ解析をしたければおそらく"課金せよ"ってパターンだ。よくある。

 とまあリリース前から気になっていたサービスなので、やっぱり触りたくなるタチなのだ。

 そこで東京都における新型コロナウィルスの新規感染者数と天気の相関性について調べることにした。

 分析の方法はシンプルだ。

「無料で分析する」をクリックして画面下部へスクロールすると次のような案内画面が出てくる。

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 アプリの指示に従って3つの工程を踏めば、あとは自動で分析してくれるわけだ。

 まずアプリからデータ入力用のフォーマットが記載されたcsvファイルをダウンロードする。

 ダウンロードしたCSVファイルにはサンプルデータが記述されているので、それに習って30日分の日付と、それに付随するデータを入力する。

 今回は4/1~4/30各日毎における、東京都が公表している新型コロナウィルスの新規感染者数のデータを入力した。続いて「ステップ2へ進む」をクリック。

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 次に地点の設定が求められる。きっとお天気データを呼び出すために必要なのだろう。今回は東京駅を選択した。そして「ステップ3へ進む」を選択。

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 最後に、編集したCSVファイルをアップロードし「分析実行」をクリック。すると分析結果が出力される。

 結果は次の通りだった。

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 大方の予想通り?天気との相関性は無いと言われた。

 まあ緊急事態宣言だの人出だの様々な要素が複雑に絡み合っているので一概に判別はできないというのが正直なところだろう。

 ただ晴れた日やストレスが溜まりやすい日なんかは夜の外出が増える傾向にあるのは想像に容易い。

 今回は絶対量での分析結果だったが、外出者数と感染者数の比率で算出できれば、また違った結果が出るかもしれない。

 このアプリの所感だが、まず非常にシンプルで使いやすい。本当に誰でも使えることが意識して作られているように感じだ。

 あと統計学を少し勉強すれば誰でも自作できそうな匂いさえする。もっとも天気というビッグデータが一番の要なので簡単に真似できるとは言えないが(笑)

 ともかく実験としては面白かった。

 そして何より、1日も早く平穏な日々が戻りますように。

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